【理学療法士のキャリア】本当にやりたい仕事の見つけ方｜元PTの現役コーチが教える3つの基準
こんにちは！本間良介です。
読者の皆さんの中には理学療法士として働いているけれど「このまま続けていくべきか迷っている」「もっと自分らしい働き方があるのではないか」と悩んでいませんか？
僕も以前は理学療法士として病院に勤めていましたが、同じような悩みを抱えていた一人なのでとても共感をしてます。
そこで今回は、理学療法士からのコーチやカウンセラーなど個人で活動をしていきたいと考えている方に向けて、本当にやりたい仕事の見つけ方についてお話しします。
早速、本題に入っていくのですが、昔の僕も含めて多くの人が職業を選ぶ際に陥りがちな基準があります。
1.よくある働き方を選ぶ基準
まず一つ目は「収入の高さ」です。安定した収入が得られるか、将来性があるかという点です。
二つ目は「周囲からの評価」です。家族や友人から認められるか、社会的ステータスが高いかという基準です。
三つ目は「労働条件」です。休日は十分か、福利厚生は充実しているかといった点です。
理学療法士や看護師という職業も「医療職として安定している」「専門性が高い」「社会的評価が良い」という理由で選んだ方も多いのではないでしょうか。
そして、今の仕事にやりがいなどを感じられなくなって個人で仕事ができるようになりたいと思った時にも、理学療法士や看護師を目指した時と同じような基準で考えてしまう方もかなり多いんですね。
こうした基準で働き方を選んでいるのは完全に「他人軸」の状態で生きている状態なんですね。
ただ、これらの基準だけで職業を選んでしまうと、自分にとって本当に大切なことを見失ってしまいますし、その結果、仕事に対する熱意が湧かず、毎日が充実感に欠け「本当にこの道でいいのか」という不安が常につきまとうようになります。
僕の経験から言えば、このような状態で仕事を続けることは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
では、どのように自分に合った仕事を見つければよいのでしょうか。今回は僕が提案する3つの基準についてお話しします。
2.どのように自分に合った仕事を見つけるか？
一つ目は「価値観との一致」です。その仕事に個人的な価値を感じられるかどうかが重要です。
例えば、理学療法士として働く中で、「患者さんの機能回復を支援することにやりがいを感じる」「人々の健康に貢献したい」という価値観を持っているなら、それを活かせる新しい働き方を考えたりイメージすることができます。
僕も今のコーチの活動は「出会った方やこの動画を見ていただいた方に貢献したい！」という価値観でやれているのは間違いありません。
二つ目は「得意なことにあっているか」です。自分の強みを活かせる仕事かどうかを考えましょう。理学療法士として培った専門知識、患者さんとのコミュニケーション能力、チーム医療での協調性など、これまでの経験で得た強みは、個人の活動でも必ず活きてきます。
三つ目は「興味・関心の度合い」です。心から興味が持て、学び続けたいと思える仕事かどうかです。
例えば、理学療法士として働いている時にもスポーツ、高齢者介護、小児発達などがあれば、その時自分は未経験で実力がなかったとしても必死に勉強して治療や患者様との関わりに活かしていきたいと学びに没頭した時期って一度はあると思うんですね。こうした興味関心にしたがって行動できることも個人で活動をしていく時にはとても大切なポイントになります。
以上のポイントのように「自分がどれだけ主体的に行動ができるか？」という基準を持つことが個人で仕事をしていく上ではとても重要なんです。
「でも、せっかく築いたキャリアを捨てるのはもったいない」
「収入や安定性が心配」という不安な気持ちも出てくるかもしれません。
3.選んだ道を正解にするためには？
ここで重要なのは「選んだ道を正解にする」という考え方です。まず自分軸で進みたい道を決め、その道で成功するために全力を尽くし、必要なスキルや環境を整えていくという順序です。
最初から「できるかどうか」「うまくいくかどうか」を考えすぎると、心も体もすくんでしまって一歩も踏み出せなくなってしまいますので、本当に注意が必要です。
理学療法士としての経験は、決して無駄にはなりません。医療・健康分野での知識を活かした健康に関するセミナーをやることだってできますし、患者さんとのコミュニケーション能力を活かしたカウンセラーとして活躍している方も多くいます。
また、身体機能の専門知識を活かしてフィットネストレーナーとして活動している人もいます。
僕の知る限り、理学療法士や看護師から転身された方の多くは、むしろ以前の経験があったからこそ、新しい環境でも活躍されています。
もちろん僕も理学療法士として医療の現場仕事ができていたことに誇りを持っていますし、現場での経験があったからこそクライアントさんとの自信を持って向き合えるようになったことは間違いありません。
なので読者の皆さんも現状の仕事に対する本音の気持ちと向き合うことから始めましょう。今の仕事の何に充実感を感じ、何に物足りなさを感じているのか、じっくりと考えてみてください。
次に、3つの基準（価値観・得意分野・興味）を明確にします。理学療法士として働く中で得た気づきや経験を、できるだけ具体的に書き出してみましょう。
そして、理学療法士としての経験を活かせる新しい道を探ります。この際、すぐに仕事を辞めることを考える必要はありません。副業や勉強から始めて、段階的に理想の働き方へシフトしていく方法もあります。
転職や転身は確かに勇気のいる決断です。しかし、人生は一度きり。「やりたかった」で終わらせるのではなく「やってよかった」と思える選択をしてください。
読者の皆さんの新しい一歩を全力で応援しています。
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