ビングシューステンマを満喫!
アルスペルとTunet
ビングシューステンマ④
さて、最大のお楽しみBootの後は、アルスペルが待っていた。
事前に曲が決められてて(楽譜と音源がアップされていた)、それを練習しておいて大人数でステージ上で演奏するのだ。(プロアマ関係ない)
しかし私、すっかり忘れていた!
ちらっと曲は聞いたけれど、知ってるのもあるし、知らないのはその時ピンとこなくて、とにかく練習するのを忘れてた。
しまった。
舞台に上がらなくてもいいや、と思ってたのに、奈々さんに行きましょうと言われて上がってしまった。
(さすがに奈々さんみたいに前には行かなかった…)
仕方ない。弾けないのも何とか一回目で覚えようと努力。
(興味のないのも練習するんだったと、少しは後悔。前回はきっちり練習したのになぁ、私)
今思うと、子供の頃、バイオリンの発表会で全員で合奏する時、弾けない私。
あの居心地の悪さ。
トラウマだったけれど、今は全然感じない。
大人になって図々しくなったのかしら?
生きやすくなったのね。
アルスペルが終わったら奈々さんは帰るという。
(帰るというか、移動)
ある提案を受けていたので、また連絡取り合おうと言い合って、ひとまずお別れ。
その後私は丘の上のTunetと呼ばれるステージへ移動した。
ここはいつも至極のステージが次々とみられる。
座るのは草の上。
もちろん敷物は準備してる。
(実は日本から持って来るのを忘れてて、服を入れていた密封できるビニール袋だけど、これが大活躍)
そして防寒対策もまあまあして来た。
5年前、冬並に寒かったから。
さてこちらのステージ。
若い女の子が受賞していた。
一年間、歴史ある楽器を貸与される。
(細かいことは知らない)
彼女は自分の楽器で受賞記念の演奏。
時には友達を交えて。
少し線が細い感じだけど、繊細で技術があって、彼女の味もある。
友達との演奏は、花もあり作り上げた楽しみみたいなものもあって、なかなか良い。
若い感覚。
ステージは30分で演者がどんどん変わっていく。
サックスの人はブリッタのアコーディオンの先生とか。
ソプラノからバス?サックス低音の響きも素晴らしい。
とにかくスウェーディッシュなら私はどんな楽器でも嬉しいし、ジャンルの違う曲でもツヤのある演奏が素晴らしい。
本来ならウロウロして、あちこちで演奏する人々のところに行って、好きな感じの人たちの演奏を聴いたり、時には仲間に入れてもらい一緒に弾いたりするのだけど、
この時私はBoot でエネルギー使い果たして、Tunetから動けなかった。
5時間くらい、ここのステージほとんどみてた。寒かったけど。
ETHNO(エスノ)という、アラブ系のグループも素敵だった。 私の弾いたことのあるアラブ曲が2曲もあってびっくり。
若い人に特に人気があって、みんな大喜びで踊ってて、私もちょっと入ってみた。
寒いしね。
あとステップ教えてくれたのもある。国は違うけど同じフォークダンス!輪になって。これは私踊りやすい❤️
トリの手前、Norhern Resonanceも良かった!
これぞ北欧。待ってましたの共鳴弦の共演。
ハーディンフェーレ(ノルウェーのバイオリンに似た楽器)にニッケルハルパにバイオリン。全部で何本弦があるのかしら??
とにかくこの響き。
スウェーデンに来た甲斐があります。
トリはThuva Härdelin &Fredyさん。
ヘルデリンといえば、ヘルシングランドの有名な一家なので、名前をみつけて楽しみにしてた。
そしてフレディはこの人だった!
このお兄さん、Boot のステージの時、横で踊ってたあの目立ってた人だ!
フレディはソロでも演奏したのだけど、即興的(即興と違うかもだけど)な曲にボイスを乗せていて、彼独自の世界観が素敵。
思わず後で出会って声かけたら、彼のサイトのシールをくれた。
インスタ交換もした。
衣装も自分で作る"アーティスト"だった。
ヘルデリンさんの優しい雰囲気もとっても好きだった。強がらない人って感じ。私この人好きだと思う。いつかお話ししたい。
ここでのステージ、若い人が多くて、国際色も豊かになったなぁ。北欧だけじゃない。
先を見据えて若者を取り込むためでもあるかな。
重鎮の演奏はなかったのは少し残念だけどこれも時代の流れか、自分が年取ったのか?
なんて思いながら丘をおりてきた。
さてどこに行こうかな。
レストランかダンスホールか…
* * *
次回もビングシューステンマです。
お読みいただきありがとうございます。
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