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罠に嵌った獲物 ♯12
前話は下記の「♯11」です。
「佐藤さん、記録が完成しました。」
美咲が書類を提出する様子を見て、俺は内心で笑みを浮かべた。
彼女の羞恥に満ちた表情が、この状況をさらに面白いものにしている。
「了解した。確認しておくから、通常の仕事に戻っていいぞ。」
美咲が一礼して去った後、俺は計画の次の段階に移った。
しばらくして、俺は彼女に社内メールを送信した。
『確認済みだ。備品の点検のため、深夜0時に社長室に来てくれ。遅い時間で申し訳ないが、頼む。』
美咲からの返信を待つ間、俺は彼女の反応を想像して楽しんでいた。
社長の長期海外出張を利用した完璧なタイミング。
人目を気にせず「確認」できる絶好の機会だ。
予想通り、美咲は素直に応じてきた。
深夜0時。社長室で美咲を待っていると、彼女が定刻通りに現れた。
「こんな遅くにすまなかったな。」
「いいえ、お忙しい中、時間を作っていただき、ありがとうございます。」
美咲の礼儀正しい態度を見て、俺は内心で笑った。
彼女が書いた書類をゆっくりとめくりながら、最後の罠を仕掛ける準備をした。
「佐藤さん、どこから確認を始めましょうか?やはり机からでしょうか...」
美咲の真面目な様子に、俺はついに本性を現すことにした。
「まったく、よくもこんな変態じみたことを思いつくもんだな。お前、どれだけ淫乱なんだ?」
美咲の驚愕の表情を見て、俺は優越感に浸った。
いつもの冷静な態度を捨て、彼女を見下すように笑いながら、俺は最後の罠を発動させる準備を整えた。
これから美咲がどんな反応を示すのか、俺は心躍らせながら次の瞬間を待った。
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