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罠に嵌った獲物 ♯22

前話は下記の「♯21」です。

美咲が無事に電車に乗り込んだことを想像しながら、俺は内心で笑みを浮かべていた。
計画通りに事が運んでいることに満足感を覚えた。

美咲が初めて経験する昼間の電車の雰囲気。
人はそこそこいるものの、通勤時とは違う穏やかな空気。彼女が入口付近のポールにつかまって立っている姿を思い浮かべる。

しばらくすると、俺の仕掛けた罠が動き出す。
美咲の隣に立った男が、彼女にぴったりとくっつく。美咲の困惑した表情が目に浮かぶようだ。

『何だろう...まだそんなに混んでいないのに...』

美咲が不思議に思っているところに、俺が仕組んだ次の一手が始まる。男の手が美咲の臀部に触れる。

『痴漢...!?』

美咲の体が震え、どうしていいか分からず固まっている様子を想像すると、俺の興奮は頂点に達する。
スカートの中に手を入れられそうになって我に返り、男の手を払いのける美咲。

しかし、男の手は止まらない。

「やめてください...これ以上されたら叫びます。」

美咲の震える声が聞こえてくるようだ。
しかし、男は手を止めず、スマホの画面を美咲に見せる。

「これ、あなたのことですよね?自分で書いておいて、それはないでしょう?」

スマホには俺が仕掛けた罠が表示されている。

『痴漢願望のある変態OLのMです。15:15発のY駅からS駅の間、痴漢してくれる方を募集しています。
 私はショートボブに紺色のスーツ、ミーコちゃんのキーホルダー付きの鞄を持っています。
 抵抗しても絶対にやめないでください!お待ちしています♡』

俺は美咲の驚愕と恐怖に満ちた表情を想像しながら、次の展開を楽しみに待っていた。
罠は完璧に機能し、美咲を更なる深みへと引きずり込んでいく。

つづく

#官能
#女
#男

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二宮 潤一|大人の女と男を語ります。
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