アリスヒース

読書やアートが好きです。 夫と成人した子供が2人。

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最近の記事

ナイトキャップ

ナイトキャップといってもお酒ではなく 本です。 私は「失われた時を求めて」は寝る前にしか読みません。 ちびちびちびちび まるでナイトキャップ 尽きる気がしない ほろ酔いのような 眠気をさそう…

    • 今日読んだ本のこと3.21.2024

      青崎有吾の本は大体読んでます。 「地雷グリコ」も読みました。 個人的に気になったのは、名門高校の生徒会長の 雨季田絵空がカフェで本を読んでいるところです。 とても絵になるシーンなのですが、気になったのは彼女が読んでいた本です。 「地球の長い午後」 ヒューゴー賞をとった名作なのですが、生々しい弱肉強食の描写に耐えられず、私は序盤で挫折しました。 それを?女子高生が?! つまり雨季田絵空は普通の女子高生ではないということです。こんなところまで細かくキャラの創り込みがしてあるんだな

      • 今日読んだ本のこと3.20.2024

        プルーストの「失われた時を求めて」を読んでいる。寝る前に寝酒代わりにちびちびと。 読む習慣をつけるために柿内正午の「プルーストを読む生活」を一緒に読みはじめた。 日記本なので、日記を1日分読んで私もプルーストを読んだ。 ところがある日、登場人物の1人が死んだことが書いてあった。私が読んでいるところではまだ出できていない人。ネタバレだ。 私はその人の死の下りにくるまで「プルーストを読む生活」を封印することにした。 多分1年はたつ。 でも、まだその人は出てこない。

        • 今日読んだ本のこと3.19.2024

          ハルキ文庫の「〔新装版❳長田弘詩集」を読んだ。 料理のこと、子供の世界のこと、日常の風景を描く詩の中に切れ味よい刃を感じさせる詩でした。 散文もあって、これも私はとても好きでした。 「橋をわたる」という散文の中にいい名の橋が列挙されています。 …思案橋。袖摺橋。わざくれ橋。猫又橋。… 猫又橋?!とても気になる名前。 そこでこの橋をネットで調べてみると、この橋は今はもうないらしいです。 名前の由来は昔、この橋のたもとに夜な夜な赤い手ぬぐいをかぶって踊る猫又(猫の妖怪)が出た

        ナイトキャップ

          今日読んだ本のこと

          三木清の「人生論ノート」を持ってカフェに行った。いつも読んでる本ではありません。おまけにとても難しくて、ほとんど理解できない。 「死について」「幸福について」「懐疑について」 日常の細々した雑事の中にはまず現れない広大な概念の数々。その迷路をぼーっとさまよううちになぜか雑事に振り回されるストレスが消えるのです。 多分それは雄大な山に行く感覚に似ていると思う。 雄壮な山中の迷路。 でも時々突然、宝物を見つけるようにハッとする何かに出くわこともあります。 確かにそうだ!と納得する

          今日読んだ本のこと

          #3行日記

          思い出の品とは私の記憶と現実世界の若いをつなぐ架け橋だから どちらかが欠けてしまったら もう必要なくなるんだね、と気付いた朝。

          おひさま 生きてないのにあったかいって不思議だな 人間 燃えてないのにあったかいって不思議だな 水 生きてないのに動くって不思議だな 人間 斜めのとこでも動かないって不思議だな 風 見えないのに物をなびかせるって不思議だな でも人間にも見えない力がある あったかい胸の中に

          おひさま 生きてないのにあったかいって不思議だな 人間 燃えてないのにあったかいって不思議だな 水 生きてないのに動くって不思議だな 人間 斜めのとこでも動かないって不思議だな 風 見えないのに物をなびかせるって不思議だな でも人間にも見えない力がある あったかい胸の中に

          AIの書いた小説を読んで

          あけましておめでとうございます。 遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。 元日の新聞から。 久間十義の「幸せの壺」という短編の前半600字を受け継いで後半600字をChatGPTに書いてもらうという記事がありました。 ChatGPTが書いた後半を読んで、ぶっちゃけな感想を言うと面白くありませんでした。 久間十義の作だと想像力を刺激されて物語の書かれていないところまで思い、主人公が送ってきた人生を推察したり、作者が何かを言わんとしているのかと考えてみたりと1200字と

          AIの書いた小説を読んで

          日記ー季節

          12月なのに寒くなくて生ぬるい 12月だけど冬じゃないでも秋のようでもない春のようでも……ない 顔のない季節の中に私達はいる まるで馴染んだ家族が気がつくとのっぺらぼうだったような 気味悪さ

          断捨離

          古いマニキュアのびんに除光液をまぜて 紙くずのたまったゴミ袋へ 捨てる ラメがキラキラ光りながら流れて落ちてゆく まるではがれた古い角質みたいね 時間の

          山中千尋トリオ ライブ 11/12 AVENUE

          昼間はそんなに寒くなかったのですが、暮れると寒くなってきました。少し早く着いてしまって1時間以上は並んでいたと思います。倉敷の有名なジャズ喫茶AVENUE。今夜はジャズピアニスト山中千尋がトリオでライブする夜でした。少し遅れて店に入ると、山中さんはピアノにはりついて何か作業中でした。何かコードをピアノでおさえて、ノートパソコンケースに何か入力して、ライブの前に何の作業かな?何か構成でもしてる?とてもあせっている感じだったので、山中さんの顔が向く方に座っていた私はあまり見ないよ

          山中千尋トリオ ライブ 11/12 AVENUE

          +10

          下瀬美術館

          秋の空って もっとメソメソした肌寒〜いもんじゃなかったっけ? それとも悩みすぎてどーにでもなれ!と かえってアッケラカンとしてるの? それでこんなに爽やかなの?

          秋の空って もっとメソメソした肌寒〜いもんじゃなかったっけ? それとも悩みすぎてどーにでもなれ!と かえってアッケラカンとしてるの? それでこんなに爽やかなの?

          風に透く 空に透く 光に透く 秋の「気」 秋の「季」 あきの「き」

          風に透く 空に透く 光に透く 秋の「気」 秋の「季」 あきの「き」

          向島の狛犬さん

          向島の狛犬さん