ヌシさまの言うとおり！(ヌシnote)
閲覧ありがとうございます。
うかうかとしていたら、10月も、ラストが見えてきましたね。早いとこ、紛争が終わって欲しいものですね。。
今日は、ヌシさまのnoteを書いておこうかと思います。ネタが無くなったときはヌシさま。。映画は見る暇は無いが、毎日視界に入ってくるヌシさま。。学術書より難解な、ヌシさま。。
キィエ～！キッキッ！
真夜中に、密林の奥地にしかいない鳥が鳴いたみたいな声が、響き渡り、枕元のランプを点すと、白いニョロニョロみたいなのが、壁に向かって鳴いてました。ニョロニョロかと思ったらヌシでした。
(蜘蛛とか小さな虫が壁に止まってるんだな)
ほっといても、いいけど(眠いから)、一応、どんな虫かは、確認しておこう。
電気を付けて、白い壁の方を見ると、ぬわんと、人民から、
嫌われ続けて2000年のコックローチ(通称G)が、いました。一気に目が覚めたわたしは、ドキドキしました。ヌシは、こちらには、目もくれず、ヤツに向かって、「ﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ！ヒャー！」と、威嚇？していました。
わたしも、参戦せねば！
このときを逃したら、ヤツは、無事に冬を越えて、夏になったら、またまた姿を現すに違いない。
(戦うんだ！)
やにわに、立ち上がったわたしは、叩き落とそうと、長いものを探しますが、ホウキなどは階下にしか無く、使わなくなったテニスラケットがあったので、柄の部分で叩こうと思いました。
「ニャホー！！クワクワ！」
アフラックみたいな鳴き声を出しながら、
狙いを定めるヌシの隣にいき、少し、背伸びして、
叩くと、ちょっとかすりましたが、ヤツは、移動しました。
「ギャッ！」
バランスを、崩したわたしは、ヌシをドンと押すかたちになり、ヌシは、非難の目でこちらを見ました。
しかし、戦局は、変化して、ヤツは、エアコンの方に移動して、あわや、隠れてしまいそうになりました。
逃がすものか！
もはや、わたしとヤツの乱になったので、何か長いものは無いかと、探すと古いテニスボールがあり、
わたしは、手にとり、ヤツに向かって投げました。近くの壁に
ぶつけて、落ちたらいいなと思いました。
力を貸して！オオタニさん！
狙いを定めたつもりが、それてしまい、落ちたボールはヌシの肩口にヒット！
「ギャッ！」
またまた険しい目で、にらみつけられましたが、
わたしは、構わず、下に行き、ファイナルウェポンを取ってこようと思いました。
そうです！「殺虫剤」です。
素早く、二階に駆け上がり、ドアを開くと、
なんと、「なにか、うまい食い物を持ってきたに違いない」と、かん違いしたヌシが、飛び出してきて、
ひざが、ヌシのあごのあたりにヒット！
ヒギャ！！
慌てて、避けたヌシは、勘弁ならんみたいな目でわたしをにらみつけましたが、事態は切迫しており、
敵の方に集中しょうと、殺虫剤を壁に向けました。
「どうしたの？？」
後ろから、声がして、
私達の騒ぎに、気がついた、父親が、上がってきてました。そして、Ｇをティッシュで捕獲して、
「外の側溝に、置いてくるよ。」
と、出て行ってしまいました。殺生は嫌う、温厚な父親です。
あとに、残されたのは、脱力したわたしと、
被害者意識が充満したヌシだけになりました。
「まだ少し早いから、寝よう」
半沢直樹みたいな、燃える目で見つめるヌシに言いながら、目を合わせないようにして、布団をかぶりました。
(これは、土下座では済まない。何倍返しにされるのか、恐ろしい。。)と、思いながら。
今年の冬は、ヌシにとっては、19回目の冬になります。私達に、とっては、感慨深く、日々に、運命に感謝する気持ちですが、
ヌシにとっては、「俺も年をとったわい」とか、しみじみ思うこともなく、「長生きしたいのぅ」と、願うはずもなく、
ただ、淡々と、「今を一生懸命生きて」いるだけなんだと思います。
わたしなんかは、「今年の冬はあれ買って～」とか、「どこそこに出かけて～」とか、楽しい目標を定め、「今日」を軽んじる傾向がありますが、
未来のあの日は、今日の連続の先にあり、繋がっているんですよね。
だから、「今日」こそが、一番だいじな１日なんだなと思います。
この頃のニュース映像を見るたび、ほんと、真摯に思います。
早いとこ、今すぐにでも、紛争が止みますようにと、日本中が願う毎日です。
そして、わたしは、ヌシさまの言うとおり、今日も
深夜のヌシのリサイタルに備えたいと思います。。
