見出し画像

乳がん術後…回想2021.1~3

2020年12月から乳がん闘病中です。乳がんとわかるまで、手術、放射線治療までの半年ほどを綴っています。

退院はしたものの、
その日は、熱が下がらない。
食欲はあって、
夜は、旦那が作ってくれた鍋を食べた。

夜中、ものすごい汗で目が覚める。
それで一気に熱は6度台に。
痛みも少なくなった。
姿勢を変える時に少し気をつけて入れば
大丈夫…
なんか希望がもてた。

金曜日手術。
土曜日退院。
日曜日は1日ゆっくりして 
月曜日からはゆるりと家のことをやる。
両親が様子を見にやってきたが
私があまりに普通だったので驚いていた。

先生は、
「2、3日で仕事もできるよ」
と言っていたけれど
さすがにそれはやめて1週間休みをとった。

休み中、会議があったけれど、
コロナ禍だったのでリモート会議。
結局、会社には
病気のことも、手術のことも伝えなかった。
先生も
「特にその必要も無いと思う」
と言っていたし。。。

術後初めての診察で
お風呂OK、普通に生活してと言われる。
次、2週間後の診察では、病理の結果が出て今後の治療方針を決めるという。
化学療法をやるか、否かも。

「もし抗がん剤をやることになったら仕事は辞めなきゃ。。。」

そう言うと、先生は
「え?なんで?」と。

「一応、接客業なんで。。。」

「やめない方がいい」

詳しいことが分かってない段階では、
私も先生もそれ以上のことは話せない。

「普通にして」

先生は、その言葉を繰り返す。
たぶん…
沢山の患者さんを見てきて
その経験から出る言葉なんだと感じた。


2月中旬。
最後のテープもはがし、
普通に動かしていいと言われる。
転移はなく、抗がん剤はなし。
ホルモン治療に入る。
タモキシフェンを処方される。

タモキシフェンの副作用は
個人差があるということで不安があったが、
こればっかりは、飲んでみないとわからない。
おそるおそるの薬生活開始。

副作用と思われる症状は無く…
あったとしても
副作用なのか、更年期なのか、
よくわからない範囲。


2週間後の血液検査の結果も、
問題なしと言われた。
ただ、
腕が赤く腫れているのを
先生が見つける。

「あなたこれ、アルコールでかぶれてるんじゃない?」

知らなかった。
え、今までそんなこと感じたことなかった。
手術もそれで受けたけど…?
とにかく、これ以降
「アルコールダメです」と、
血液検査、注射の時は言うようにした。

放射線治療について説明を受ける。
この病院では出来ないので、
隣駅にある、大学病院を紹介される。

その大学病院は、
息子が小さい時に1度お世話になったことがある。
言葉の遅さを指摘され、
耳の検査をしたのだ。
(結局、耳は聴こえていたのだけど)
その時は、すごく古くて、暗くて、
怖いイメージだったけれど…
久しぶりに訪れたその病院は、
きれいに、そしてものすごく立派に建て変わっていた。



いいなと思ったら応援しよう!