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乳がんと診断される…回想2020.12その①

2020年12月から乳がん闘病中です。乳がんとわかるまで、手術、放射線治療までの半年ほどを綴っています。


2020年12月の初め
ひとりで針生検の結果を聞きに行く。
結局…
家族には「がんの疑いがあること」を
言えなかったからだ。

あの日、先生が見立てた通り
結果は乳がん。
ホルモン剤は効果あり。
化学療法はまだわからない。
CT、MRIをして
最終的な治療方針を決めるけれど
手術が必要なことは確か…と言われ、
今から1番早く予約出来る1月下旬に
スケジュール仮押さえ。
その日は、血液検査、心電図、胸レントゲンをして帰る。

そしていよいよ旦那に言う。
だけど…
この時のことをあまり覚えてない。
ただ、泣いたり騒いだりすることはなく
私は淡々と話し、
旦那は淡々と聞いていた。

「とにかく治るために治療をするしかないよ。」と旦那は言った。

人によっては
セカンドオピニオンをすすめたり、
民間療法を調べまくったりする家族もいるようだけど
うちの旦那はそういうことはなかった。
これは、私にとって
本当にありがたいことだった。

主治医の先生は、
2年前に母の手術をしてくれた先生。
この数回の診察で、
母がこの先生を心から信頼する気持ちが
なんとなくわかったから。

先生は静かで、優しい。
本当のことしか言わない。
ま、嘘を言う医者なんていないだろうけど…
期待を持たせることも言わないし
恐ろしいことも言わない。
淡々と、真実だけを言う。

「普通にしていなさい」

これから起こることに
漠然とした不安を持つ私に
先生は言う。
「検査のあとは仕事できるよ」
ほんまかいな…と思うけれど
信じるしかない。笑。



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