自分だけのgoogleを作ってその中を検索するという問題解決手法について
自分だけのgoogleを作ろう。それはnotepadでもいいし、googleドキュメントでもいい、ワードでもなんでもいい。とにかく、検索機能のあるテキストエディタであれば。
僕は困ったら自分のgoogleドキュメントを開いて検索する。
検索ワードはたとえば「めんどくさい」
すると下記の項目がヒットする。
めんどくさいに関する事項
面倒な時はおもてるより雑に行うことを意識する、今の自分の状態ではハードルが高いことをしようとしている。タスクの方を簡単に調節する。すると心理とハードルの高さが合う。
可事実行…可能なことをやる。
面倒雑処…面倒な時は面倒なりに雑にやろう。
これを読んでから、「そっか」と思って、その後晩飯の準備をしたりした。
ほかにはこんな感じ
「あーだるいなー」って思う。そしたら「あっ、だるいって追記したな!」と思い出す。そこでgoogleドキュメントを開き「だるい」と検索する。すると下記の文字列にジャンプする。
「だるい」に関する事項
倦怠変勢…だるくなったら姿勢を変える(特に立位→座位 座位→立位)
テンカウントを活用する
1番を読んだ後、立ち上がるのめんどくせーなーって思った。でも、2番を読んだ後「1、2、3・・・」と10まで数えてから立ち上がった。
そして僕は晩飯の準備に取り掛かり、今カレーを食っている。
ほかにはこんなのがある。「なんかはかどらねーなー」って思ったら、〒の爪が伸びているせいだということに気づいた。下のやつは、検索したんじゃなくて、その後入力したんだけど
爪に関する事項
邪爪瞬断(じゃそうしゅんだん)…邪魔な爪を瞬時に切断する。
切爪箱前(せっそうしょうぜん)…爪を切るときはごみ箱の前で。
切爪必研(せっそうひっけん)…切った爪は必ず研ぎましょう。
爪が伸びていたらすぐに切る、というのはせわしない日常の中で先送りしがちだったりする。だから、上の3つの四字熟語を作った。
そして、「邪爪瞬断!!」と言いながら爪を切り、「切爪箱前!!」と言いながらゴミ箱の前で爪を切る。
切爪箱前という言葉を作ったのは「どこで爪きろっかなー」とか思ってしまい、ティッシュを片手にフラフラしてしまうからだ。
あとこんなのもある。これは先日東急ハンズで手帳コーナーから離れられなくて、疲れてしまったので、あとから入力したものだ。
手帳に関する事項
原則として手帳は使用しないものとする。(既存のシステムに追加すると全体のワークフローに影響するため)
これで、今日は文房具屋に立ち寄った時にも手帳コーナーを見ることはなかった。ほぼ。
こんな感じで、日常の全て、自分が「思う」こと。全部に答えを出しておく。そしてこれを1つのgoogleドキュメント、またはジャンルに分けたいくつかのドキュメントの中に書きまくっていく。
すると「あっ」と思った時にはgoogleドキュメントの中を調べると、自分がすでに出した答えがヒットする。
自分の感覚を、体感を、体調を、心理を。一番よく知っている自分が、一番困ったときに作り出した解決手法である。
他人のブログを見ている暇があったら、自分のgoogleを作って、いつもその中を検索した方がよほど良い。
このことを迷即参範(めいそくさんぱん)という四字熟語に表した。
迷ったらすぐに、自分の規範を参照せよという意味だ。
また、模倣必範…真似をするためには元となる型が必要。
という四字熟語も作った。
これを原則として、自分なりのgoogleを作っていけば
たいていの悩み事は解消されて、ふと思い立った行動にスムーズに移行できたりする。
ちなみにこのおかげか、今日22年ぶりに恩師の家を訪ねた。残念ながら会うことはできなかったが、手紙を入れた結果、夜電話をくださった。
先生との22年ぶりの電話はとても懐かしくも嬉しいものであった。
自分のgoogleを作ることは決して機械的なことではなく、自分の余計な悩み事にすべて答えを出し、決断し、感覚を研ぎ澄まして生きるために必要な試みなのだ。