ドヨンは私の彼氏じゃない 도영은 내 남자친구가 아니야
アイドルは我々の"恋人"ではない。
向けられた甘い言葉も愛嬌も、他人である我々の人生には何の関係もない。
それでも限りある時間や金銭を推し活に注ぎ込む。
だって彼は私の希望であり光だから。
今回はNCTドヨンさんの最近の発言から、自分なりの解釈で紐解いていこうと思います。
「NCTを人生の全てにしないでほしい」
「自分の人生を生きていく中で、辛い瞬間に思い浮かぶような歌手になりたい」
「推し活が辛かったら休んでもいい」
※彼のソロコンサートMC内での発言より抜粋
この背景にはおそらく2024年にあった同グループメンバーの脱退等、様々な問題を受けてのことだったと思います。
ここでシズニ(NCTファンの呼称)とドヨンの関係について振り返っていきたいと思いますが、
ドヨンはいわゆるチャレドルとして世間から消費されてきた側面があります。
ドラマ番宣の場で共演の女優と撮影が終わると、親しい様子を見せることなく退勤したり、番組内で恋愛について度々質問を受けても「彼女はいない、自分はアイドルだから」と答える姿は"流石のアイドル像"として崇められてきました。
実際その発言のように彼は振る舞ってきたと思います。
このように世間が求める清廉潔白なアイドル像を背負って生きてきて、犠牲にしてきた人生も大いにあるでしょう。
しかし、この犠牲はこの先の彼の人生にプラスになるのでしょうか。
彼の人生に何の責任も持たないファンが、潔白さを誠実と掲げ罪悪感を抱かせ続けることが、果たして正しいことと言えるのでしょうか。
一方、現時点での恋愛関係について一切の否定を貫くドヨンも、あらゆる媒体やSNSで、ファンを"恋人"として扱ったことはありません。
そして最近はファンに対してとりわけ
「自分の人生を生きて欲しい」
というメッセージを強く出すようになってきたと思います。
これが、私にはどうしても彼なりの世間への叫びだと感じるのです。
アイドルとしてのロールを演じることに偽りはない。しかし、年齢や状況に応じて、彼もまた相応の変化をしていくでしょう。
2025年、ドヨンは入隊しますね。
除隊後は32歳。きっと彼のことだから、NCTとして、またソロとしても更に良い姿を見せてくれるでしょう。
そしていつか身を固める日が来るとも思います。
そういった時に我々ファンはどう彼をを見つめるのでしょうか?
カムバックの度に数百万の私財を投げ打ち、世界中追いかける人たちが、彼に特別な感情を抱かなかったとはとても考え難いのですが、一体どう受け止めるのでしょうか。
きっといつかその時に、自分の人生を生きてくれという彼のメッセージが、決して突き放す意図ではなく、健全で幸せな関係を恒久に願っていると推察します。
アイドルとファンのサステナブルな関係性は、恋愛感情と金銭のトレードオフに留まらない。そう信じていけたらきっとお互い幸せになれそうですね。
私も彼を愛してしまった一人として、我が人生を邁進して、彼の幸せを祈ることとします。