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田舎暮らし

わたしは川崎市でIT関係の会社に勤めていました。家族の事情でいまは東北のとある町に移住しました。移住して5年になります。

いま都会を中心に新型コロナウイルスの感染者が増加して大変なことになっています。富裕層の中には軽井沢や石垣島などにコロナ疎開をする人がいると話題になっています。迷惑な話です。

確かに田舎にいると人口が少ないので、密集と言っても限りがあります。自然も多いし、人と人の距離は密接していません。

田舎にいると困ることもあるのではないかと漠然と感じていましたが、そうでもありません。野菜などは産直に行くと獲れたて新鮮がスーパーよりも安く手に入ります。手に入りにくいものでもAmazonや楽天などのネット通販を利用すれば手に入ります。確かにおしゃれをしようとするとショップが少なくて選べないという現実はありますけど、それもネットが補ってくれます。

ただ田舎は物価が安いことに比例して、賃金も安いわけです。例えば首都圏でバイト代が一時間1,000円ほどなのに比較して、こちらでは780円ほどでしょうか。収入が少なくても物価が比例して安いのでなんとか生活することはできています。

都会で満員電車で通勤せざるを得ない人に比べれば安全です。

すべてがベストかというとそうでもありません。例えばガス代です。首都圏のガスは都市ガスで、月額5000円ほどでしたが、田舎に越してくるとプロパンガスが主流で、その価格は2倍です。地域によっては都市ガスもありますが、首都圏ほど安くありません。およそ1.5倍ほどでしょうか。

幸いわたしの住む地域には温泉施設が多く、概ね300~400円ほどで入浴ができます。わたしたちは、週末は高価なガス給湯を止めて温泉に通っています。その方が安い上に気持ちいいからです。

知人のいない田舎で生活することは不安が多いと思いますが、都会には無いものが田舎にはあって、田舎に無いものはあきらめれば生活できます。

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