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あべ語の習得

言葉は生きています。常に新しい言葉が生まれ消えていき、時に定着するものもあります。SNSを利用する人たちに流行っているのは、「ばえる」(映える)という言葉です。良い写真が撮れる被写体を指して使われます。

また一つの言葉がまるで反対の意味で使われることもあります。例えば「やばい」という言葉は従来は危険とか、困ったことになるといった意味でしたが、若い人たちは「すごくいい」「かっこいい」という意味で使います。

さて、ここ7年ほどで永田町周辺だけで使われている言葉があります。よくテレビや新聞などにも書かれていますのでみなさん憶えていきましょう。

【適切】てきせつ

用例「適切にやっている」
意味 ちゃんとやっていないことがばれた時にその言い訳に使います。また反論された時の返しとしても使われます。

【丁寧】ていねい

用例「丁寧に説明します」
意味 わたしたちのやっている事が正しいので黙っていなさい。追及するな。

【先手先手】せんてせんて

用例「先手先手で進めてください」
意味 すでに後手後手になっている時にあたかも速やかな行動をしている印象操作をする時に使う。

【検証】けんしょう

用例「今後、検証する」
意味 不手際を責められた時の言い訳として使います。もちろん実際には何もしません。報告書を作ったとしても自分たちに有利となる内容にします。

【適材適所】てきざいてきしょ

用例「適材適所で選定している」
意味 誰でもいいんだ。名前だけあれば。

まだ他にありますが、きょうはここまでにしておきましょう。テストにも出るかもしれないのでしっかり覚えましょう。

子どもたちには憶えて欲しくないかも。
親「ゲームばっかりしてないで、宿題やったの?」
子「適切にやっている」
親「・・・!!」


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