赤ちゃん連れに必要なベビー休憩室
ベビー休憩室とは、お出かけ先の施設にある、おむつ替えや授乳ができる場所です。
赤ちゃん休憩室、ベビールームなどとも呼ばれています。
そこで使われる授乳いすやソファ、おむつ交換台などを開発してきた経験から、ママ・パパたちに、役に立つ情報をご紹介します。
お出かけ前にベビー休憩室を調べる人は8割
ちょっと前まで、ベビー休憩室はお買い物ついでに利用する場所でした。
でも今はネットでポチっと押せばなんでもすぐ購入できる時代。
赤ちゃんとのお出かけは気分転換のひとつであり、満足して利用できるベビー休憩室がないと、その施設に行く気にはなれません。
そうなると、事前チェックで施設にどのようなベビー休憩室があるかチェックしたくなりますよね。
アンケート調査では、約8割が事前にベビー休憩室について調べてからお出かけしていました。
最近ではベビー休憩室紹介サイトがあるため、口コミで評判を確認したり、室内の様子を写真で見ることができて、とても便利になってきました。
利用してみて良かったら、9割の方がまたその施設を優先的に行ってみたいと回答しています。
つまり、ベビー休憩室が施設選びの決め手になってきたわけです。
もう行きたくないベビー休憩室とは
ところで皆さんは、どんなベビー休憩室だともう行きたくないですか?
赤ちゃん連れのお出かけは、たくさんの荷物を持ち、衛生面を気にかけながら移動するため、とても大変です。
ベビー休憩室のことでストレスが増えたら、その施設にはもう行きたくないですよね。
ママ・パパたちから上がった主な不満は、以下のようなものでした。
どこにあるのか見つけにくい
子どもが泣き出しているときは焦ってしまい、どこにあるのかすぐに見つけられなかったりします。
事前にあらかじめ、何階のどの位置にあるかを確認してからお出かけするのが良いでしょう。
施設側もピクトグラムなどで、わかりやすく誘導できる表示を心がけてもらいたいです。
混雑していて、待たされる
休日、祝日などはおむつ交換台や授乳室利用で待たされることがあり、とてもストレスになります。
また、パパや祖父母と来る家族もいて、入口付近から混雑している場合も…。
混む時間帯は、施設によって多少の差はありますが、だいたいお昼頃から徐々に混みだし、午後4時くらいまでピークが続きます。
混雑を避けるには、比較的空いている午前中に利用するのが望ましいです。
特に抵抗力の低い、低月齢の赤ちゃんと一緒の場合は、ピークの時間帯を避けるだけでなく、なるべく滞在時間も短めにした方が良いでしょう。
狭すぎてベビーカーで入れない
災害時に通路がベビーカーで塞がれていると、みんなが一斉に逃げようとしたときなどに転倒リスクが発生します。
そのため、安全上からはベビーカー同士の交差を配慮した通路幅が望ましいです。
ただ、スペースの都合上、狭い通路幅しかない場所も存在します。
その場合は、混雑の時間帯を避け、抱っこ紐で行くか、ベビーカーを折り畳んでから利用するようにしましょう。
パパが同行している場合は、ベビーカーを預かってもらい、必要な荷物だけ持って作業してください。
汚れている
おむつ交換台のマットなどが汚れていると、衛生面が不安です。
できれば使いたくないのですが、そうもいってもいられない時ってありますよね。
事前準備として、エコバッグのように丸洗い可能な携帯用おむつ替えシートを持参するのをお勧めします。
万一、おむつ替え中にウンチで汚れても、そのシートを敷いていれば大丈夫。
使用後は、持ち帰って洗い直し、また次のお出かけで使えます。
最近ではおむつ交換台近くの壁に、使い捨てペーパーシートのケースを設置してくれている施設があります。
これはとても便利ですが、そもそもそのような設備を備えてくれるところは、普段から衛生管理も行き届いていますね。
パパが利用しにくい
内装がピンク系であったりパステル系ですと、パパは入りにくかったりします。
男性進入禁止の授乳室ならわかります。
でもそれ以外のところは、パパも入りやすい空間でないといけません。
ママが授乳している間は、待っていられるような空間。
ベビー休憩室紹介サイトの事前チェックで、男性でも入りやすいか口コミなどを確認するのが良いでしょう。
子育てを頑張っているパパさんたちが、もっと気兼ねなく利用できるようになってもらいたいものです。
究極はホテルのロビーや空港のラウンジのように、誰もが落ち着きやすい空間が理想なんですが。
飲み物などが揃っていれば、多少のお金を払ってでも利用したくなりませんか?
赤ちゃんに母乳を飲ませたあとのママは、喉が渇きやすくなります。
このような場所で、飲み物を飲みながらリフレッシュ出来たら最高ですね。
目立たない場所だと防犯上、不安
古い施設にありがちですが、フロアの隅っこに配置されていると、とても不安に感じてしまいます。
不審者が侵入してもわかりにくかったりするからです。
配置が変えられないのであれば、入口に防犯カメラや、適切な位置に複数の非常ボタンを設置してもらうよう、施設側に要望してみましょう。
授乳中に具合が悪くなった場合など、外部とつながる音声付きの非常ボタンがあると安心です。
おむつ交換台とミルクを作る場所が一緒⁈
他の子どものウンチの臭いがする場所で、自分の赤ちゃんのミルクを作ったり、離乳食を食べさせたりしたくはないですよね。
衛生面も配慮すると、排泄と食事をする空間は避けるようにしたいもの。
せめて最低限、間仕切りなどで、視線や臭いを遮断してもらいたいものです。
最近では家族専用の箱型授乳スペースが各地でみられるようになりました。
自分の子どもだけのプライベート空間であれば、そこで授乳後におむつ交換をするのは問題ありません。
次に利用する人のことも考えて、汚物などが残っていないかをチェックしてから退出するようにしましょう。
箱型授乳スペースには、ベビーカーごと入れるタイプとそうでないのがあります。
ベビーカーで外出される場合は、事前に施設のHPなどでチェックするのをお勧めします。
お出かけ先での授乳|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com) (note.com)赤ちゃんとのお出かけデビューを応援♪|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com)
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