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ベビーキープでハラハラ②
前回「ベビーキープでハラハラ①」では、子どもがドアを開けてしまうハラハラの恐怖と、(できる範囲での)対応方法について紹介しました。
次に、対応がほぼ不可能な状況について説明します。
多機能トイレの開閉ボタンを押される
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無防備な状態で、このときほど恐ろしいことはありません。
なにも設計者はわざと開閉ボタンの近くにベビーキープを設置しているわけではありません。
便器近くには、手が届く範囲で設置しなければならないモノが多過ぎるんです。
手すり、トイレットペーパー、緊急ボタン、などなど…。
それでも、設備品の置き方を工夫すれば、開閉ボタン近くの配置は防げるはずです。
開閉扉をいたずらしやすい月齢のときは、残念ですが、他のトイレを利用するしかないようです。
ベビーキープが遠い
多機能トイレでは、ベビーキープが便器から遠すぎるのをたまに見かけます。
おむつ交換台のように、すぐに落下するようなリスクは少ないですが、子どもは親と離れると不安になって大泣きするかもしれません。
そうなってしまうと、親も落ち着いて用を足せないですよね。
モニターでは、そのような場合、諦めて使わないと回答されるかたもいました。
ただ、親の中には多機能トイレしか使用できないかたもいるかもしれません。
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例えば、上図の多機能トイレの場合でしたら、おむつ交換台とベビーキープの位置を替えればいいわけです。
そうすれば、子どもが開閉ボタンを押さなくて済みますし、便器とベビーキープの距離もだいぶ近くなります。
使う側も受け身ではダメ
「ベビーキープ、これじゃ使えないよね。」と諦めたことはありませんか?
そのストレスは、次に使おうとする親たちも感じてしまうでしょう。
そういった内容を写真とともにSNSで上げてるかたもいますが、それだけでは施設側に伝わりません。
やはり、直接教えてあげるのが親切です。
ストレス発散でお出かけしたのに、もう一つストレスを作ってしまうことはありませんよ。
赤ちゃんと避難|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com)
赤ちゃんとのお出かけデビューを応援♪|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com)