不思議な体験
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。お気軽にお問い合わせください。
あるギタリストさんの自宅コンサートに行きました。
演奏の最中に、唐突に”うたひめなの?”という言葉が浮かんできました。
うん?この言葉、どこで聞いたかな?と記憶を探り、確か小説の中の一言だったなぁと思いながら、音の世界に浸っていました。
不思議な体験。
帰ってから確かめたら、恩田陸の「光の帝国 常野物語」という連作短編の中の「光の帝国」の中の一節でした。
コンサートの日は広島に原爆が投下された日。それを考えていたからか?
戦争が激化したころ、山の分教場に疎開してきた女の子が、そこに来て初めて発した言葉でした。
先に来ていた声楽家の女性が歌を歌い出すと家の中から飛び出して、女の子は女性に”うたひめなの?”と問うのです。
両親がヨーロッパで演奏旅行しているうちに戦争が起こり、帰国できず一人残されたために音だけが耳に聞こえ、ほかの言葉などは聞こえない状態になっていた小さな女の子。
音だけが聞こえるのがわかって、一人の先生が竹で笛を作って渡します。おもむろに笛を手に取り、吹き始める女の子。見事な素晴らしい即興演奏でした。
そして、その時から少しずつ言葉を発するようになったという話の始まりの一言。
ギターの音が私の中の記憶を呼び覚ましてくれたのでしょうか?
連作で素敵なお話がいっぱいです。
コンサートの夜、家で読み返しました。悲しい話ですが、後日談もあるのです。
興味のある方はぜひ読んでください。
なんだか、興奮してほとんど眠れない夜を過ごしました。
ギタリストの奥様に”うたひめなの”と聞こえた話をしたら、
こう言ってくれました。
そうか、旅してたのか?と、、、腑に落ちたからか、その夜はぐっすり眠りました。
翌日はライオンズゲートが全開になる日ということをギタリストの投稿から知りました。
良く寝て体調万全。
この流れから宇宙のパワーを頂こうと思いました。
私は音痴で楽器も演奏できません。
その私が小説と音を結ぶ世界を旅することができたというのは幸せな体験でした。
ここのところ、厳しい戦いもありましたが、結果は素晴らしいものであり、素敵な出会いにも恵まれています。これ、すべてライオンズゲートが開いてからのこと。期せずして流れに載っていたようです。
全開になる今日(8/8)まで知らずに過ごしましたが、それでも、こんなです。今までの過ごし方のご褒美をもらったのかなと思います。
その最たるものがコンサートでの不思議な体験。
このギタリストは中嶋恵樹さんという方。横浜生まれで現在は松江市在住です。
次のコンサートは次回の開催は9月24日土曜日18時スタートです。
次はあなたが不思議体験をするかもしれませんよ。
興味のある方はFBでお誘いがありますので、チェックしてください。
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