私にとっての旅行は会いたい人に会いにいくこと
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
先週、鞆の浦に2泊してきました。
2年ぶりの友人と日常とは違う時間を過ごそうという旅でした。
大切な友人とちょっと贅沢な空間に身を置き、ゆっくりと過ごすことが今回の目的でした。
どこへ行くにしても行きたい場所より会いたい人に会う旅が多い私。
だから会えたあとは隙間時間に行く場所を探すことなどほとんどなくて、帰りの電車やバスをゆっくりと待ちます。
ここ数年、移動で疲れることが多くなって、あまり遠出したくないけれど、でも、だから今のうちに会いに行かなきゃと思っています。
今回の旅では、初日から友人が話したいという話題があったので、聞き役。と言いながら、思ったこと、感じたことはしっかり言うから聞くというより会話になっているわけです。
日常、会うわけでない友人の日常の悩みを少し離れて暮らす私が聞き、意見を言うというのは利害を超えているので、お互いに気楽です。
今、友人は大きな転機を迎えていて、それが3つも重なってしまったために心が弱っていました。
いつもは強い人が自分のこととなるとそうはいかずに弱気になっているので、驚きました。
私たちはネット上で知り合い、時々会って話す間柄。
松江にも来てくれたことがあります。
環境や仕事は違うんだけど、コアなところで共感できるので、離れてしまったかと思ってもまた会える仲なのです。
観光も少しだけ。
鞆の浦の町を歩きました。古い歴史ある建物は改修中だったりして、新しい町作りの最中という感じ。
有名な常夜灯などは見てきました。
日々、パソコンの前に座って仕事している友人は稼いでいるけど、体力なしで、少し歩いては宿に帰るという感じ。
連泊しなかったら居場所がなくて困ったねという感じでした(笑)
私の父などは観光地に行き、有名な場所の写真を撮って、それで満足という感じでしたが、私はその地の空気は感じたいけれど、すべてをめぐる気にはなれないのです。
ドラえもんのどこでもドアがあったらあちこちの会いたい人に会いに行きたいけれど、電車やバスは疲れるのです。飛行機で東京まで行くのが一番楽。アメリカの友人が誘ってくれてるんだけど、長く飛行機に乗る勇気がなくて見送っています。
つくづく、自分は「地の人」だと思います。
変化が乏しい田舎にいても、日々の変化をも見つけて楽しめます。
都会にいくとコンクリートに囲まれて息苦しくなるばかり。それでも、会いたい人には会いに行きます。
コストを考えると、もっとあちこち行けばいいといわれるでしょうが、私はそんな気になりません。大きな目標さえクリアできたら十分。
そんな旅もあっていいと思っています。
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