工房 冬枯れの木立
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
暖かいと言っても冬。
工房の落葉樹は葉を散らしました。
葉が無くなって、枝と幹だけの木々。
このシルエットが案外と雄弁なのです。
サルスベリの木
丸い実がたくさんついたままです。
細い、細い先端の枝の伸びようが何とも繊細で、人の指などお呼びもつきません。
グレイの空をバックに黒いシルエットは見る人の想う、どんな色にも変化して青々としていたころより饒舌な様子。
なんだか、人がたくさん集まっておしゃべりしているようにも見えてきます。
同じサルスベリを別の角度から撮ってみました。中央部分の枝の重なりが濃くて、あのあたりに巣をかけたらどうだろうなんて考えました。
でも、縁側から丸見えのこの木には鳥は用心して巣をかけることはないでしょう。
右側の、枝が円を描くように見えるのが好き。
ほとんどが直線に近いのに、あそこだけみごとに曲線。
自然というものはどんな意図をもって枝を伸ばしていくのでしょう。
これはもみじ。
枯れた葉がところどころ散らずに残っています。
もう枝の先端には来年の赤い芽が二つ並んで羊のつま先のようになっています。うまく撮れなかったので、割愛。
右の上には隣の松がちょっとだけ侵入しています。
自由に伸ばしているので、手入れをやめた時から2倍くらいに伸びてきました。
寒空をただ、憂鬱だなぁと見上げるより、木々の姿をゆっくり観察してみるほうが冬を楽しめます。
楽しみ方はそれぞれだけど、私の楽しみ方の一つをご紹介しました。
先日アップした温泉津の震湯カフェ内蔵丞(くらのじょう)の記事をnote公式「おでかけ 記事まとめ」に入れていただきました。
ありがとうございます。
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