ただ、自分らしく生きる
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
雨が降って、工房の庭の緑は猛々しいほどに茂っています。
この前、生ごみをEM菌で肥料にしたものを埋めたところだけ緑は剥げています。
草があるので地面が乾燥しないから、草刈は草丈が長くなったころにざっくりと風の草刈りをするだけ。きれいにしたい人にはただの放置した庭に見えるでしょう(笑)
木も伸びて、だんだんと大きな高い壁になりつつあります。
ジャングルみたいになるのも面白そう。
背の高い木は私にはどうにもなりません。植木屋さんに来てもらうほどの稼ぎはないので木に任せています。
この庭を毎日のようにぐるぐると歩き、日々の変化を見つけています。
土と緑と花は私にとって不可欠なもの。
移転する時に願った庭はここ10年で私のものらしくなってきました。
部屋でミニチュアも作っているけれど、それより庭に出ていることが春から秋にかけては長くなってきています。
肩書は相手のためのもの。
私が何者であるかを肩書で示すのは私にとっては大きな問題ではなく、日々をどう生きるかが大切だと思うようになりました。
以前、名刺の肩書はなくていいよと言ってくれた人がいました。
あなたはあなたであることが仕事だからと、、、
今の私はそんなだいそれた存在ではないけれど、肩書を欲しいとは思わなくなりました。
自分がしたいと思うことをするのがいいなと思うのです。
少し前からやっとエンジンがかかって、時間をかけて自分の作品を作り、同時にオーダーも作りあげました。
あじさいの写真をnoteで見て、この場面が作りたいと思ったのがエンジンの始動につながりました。
この記事の中の一枚の写真が私の心を震わせました。有料記事はほとんど買わないんだけど資料にもしたくて買いました。ありがたいきっかけです。
小さなあじさいの花をそれはたくさん、たくさん作りました。
小花の直径は5mmほど。
以前はもっと大きな花でしたが、今回はなんだか小さい星のような青系の花を使いたいと思ったのです。
もう少しで完成します。花はできあがって、葉を作っているところ。
花を配する石垣もざっとできあがっています。細かく苔を置いたりしていきますが、、、
できたら紹介します。
あじさいはさまざまな色味の花ができていますが、青いシンプルな花が今年はいいなと感じます。毎年、気に入る色は変わっていきますが、、、
こういう売れるかどうかもわからない作品を作るのはご法度かもしれません。でも、もう稼ぐ気にならないのでそれでいいと思います。
経済活動ではないな。
創作活動です。
そのエネルギーの源は工房の庭だったり、周囲の山や川なのです。
風土記に”神名備野(かんなびぬ)”と記された茶臼山が工房を見下ろしてくれています。
散歩コースに3つの古墳。
私は古代の出雲に囲まれて守られていると感じています。
もうそれだけでありがたいこと。
日々を丹念に生き、同じように守られているご近所のみなさんにたくさん助けていただきながらここまで来たので、次は私が恩返しをしていきたいと思います。
そうやって生きることが私の幸せです。
ミニチュアちさと工房
松江市山代町425-7
駐車スペースは2台分
☎ 070-5678-5427
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