彼の書いた本がめちゃ面白い! 渡部秀樹著「西藏系出雲族の伝説」
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
高校同期の渡部秀樹と出逢ったのは高校ではなく、由布院でした。
400人を超す同期がひしめいていた3年間。きっとすれ違ったりはしていたでしょうが、お互いを認識することなく卒業しました。
50代になってFBで高校同期なんだなと知ったのち、ネット上でつながり、私の小さな小さな干支がほしいというコメントがありました。
由布院のもう一人の友人がそのころやっていた宿に行くから、そこに来たらあげると連絡しましたら、本当にやってきたのです。
ちょうど宿の女将は出かけていて、入ってきた彼となんだかお互いもじもじとはじめまして、、、とあいさつしたのが出会いでした。
精力的にチベットはじめ辺境の旅をコーディネートし、同行している人でした。
チベット仏教の灌頂を受けたと聞いたので、なぜチベット仏教なのかと聞いたら、聖山がどの山かを知るためだと教えてくれました。そういうアプローチもあるんだなと知ったのです。
色々な国、あの頃で世界50か国、今はもう60か国を訪ねていると著者紹介に書いてありました。
話が面白いので、私の工房で話してくれと頼んだのです。
松江あたりの人はなにもない田舎だと自分の生まれた土地を卑下する傾向が強く、そんな風潮をどうにかしたいと思うようになっていたころのことです。
その話がどんどん膨らんで地元松江のかんべの里を会場に「世界から見た出雲」という講演をしてもらいました。
出雲と言う土地は世界的に見ても稀有な土地なんだという彼の話は私の意図とシンクロしてありがたいものでした。
2013年の春。
2年前に起きた東日本大震災の復興支援を兼ねて講演会でした。
人に恵まれて、会場も簡単に決まったし、このポスターも知り合いに無償で作ってもらいました。
会場は著書にも出てくる茶臼山を望む大庭のかんべの里。
彼の原点での講演を私が取り仕切りました。12年も前のこと。私にこんなことできたんだなぁと今さら驚きます。
彼との出会いは私にとっての奇縁です。
あの時は同級生がたくさん帰省してきてくれて大盛会でした。
この講演がきっかけで三刀屋峯寺さんでのチベットフェスティバルもやりました。チベットフェスティバルでたびたび聞いていた話がこの著書の中にちりばめられています。
長男にだけ伝えられる口伝が伝わる家に生まれた彼は祖父、父の言葉をたどり、チベットとのつながりを考察していきます。
いろいろな場面に登場する出雲弁が地元の私にはとてもいい感じ。
言葉は土地の宝だなと思います。
登場する地元のおばあさん目線で小説が書けるんじゃないかななどさまざま妄想を膨らませながら読みました。
出雲弁がわからない方には私が通訳しますよ(笑)。
小さい時から冒険少年だった彼は大人になっても世界を飛びまわり、その土地の人となごやかに話しては情報を引き出すフィールドワークの達人です。
そうだったのか!と最後に不思議な縁が明らかになるのです。
そこは本を読んでください。
工房に一冊置いているので、試し読みしてください。
彼に直接注文して、もらった絵葉書。
チベット通称として「ペンバ・ヤクドゥ」とあります。
彼はペンバとしてnoteもしています。
ペンバというのは土曜日生まれのことでチベットではよく通称にされるようです。
ちなみに私は日曜日生まれなのでニマになるようです。
彼はFBもしています。
著書のことも書いていますからIDをお持ちの方は覗いてください。
そして、アマゾンのサイトです。
なぜかアマゾンのアドレスが埋め込めませんが、アドレスclickしてサイトに飛んでください。
地元松江で5月4日に出版記念講演会をします。
会場は12年前と同じ。かんべの里。サイン会もしちゃいます。
講演内容など決まったらまたお知らせします。
著書にも名前があった岡崎秀紀先生が発起人で実行委員会の委員長をしてくださいます。先生の本の書評も来月上旬に地元紙に載る予定です。
私は先生の後ろで雑用をする事務局としてあれこれ準備中です。
この年になっても同級生の応援ができるってうれしいことです。
渡部秀樹著 「西蔵系出雲族の伝説」お勧めします。
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