【閑話休題#10】noteへの挑戦のきっかけとなった本
こんにちは、三太です。
今回は、noteに挑戦しようと思うきっかけとなった本を紹介したいと思います。
その本は倉下忠憲『すべてはノートから始まる』(星海社新書・2021)です。
今は読んだ当時から少し時間がたったのですが、そのときに書いていたメモを少し書き直して紹介します。
要約
本書で、筆者は「情報で溢れ返る時代に、ノートをどのように使いこなすことができるか」(p.8)という問いを立てています。
ちなみに本書でのノートの定義は「人間が記録を扱うための道具すべて」(p.34)のことです。
例えば、大学ノート、レポート用紙、手帳、家計簿、日記、情報カード、パソコン、スマートフォン、タブレット、書籍、論文、ブログ、グループウェア、SNS、Wikiなどです。(もちろん私はここにnoteも含まれると考えています)
筆者はその問いに対して、自らのノート体験、情報を扱う技術・思想・哲学について書かれたさまざまな書物、ブログやSNSを通して見聞きした知見や交換された意見をもとに論じていきます。(p.296)
そして、問いに対して、「やることの整理、情報の整理、考えの整理、人生を変えることに使える」(pp.3-4)という答えを導き出しています。
引用と考察
この引用部分からもしかして自分にも本を書けるかもしれないと勇気をもらえました。
本を書くということは自分からとても遠い世界の話のようだけれど、今の時代はネット環境も整い、意外に近くの世界のものでもあるように感じられました。
実際にnoteを通じて、本を出版している人はたくさんいらっしゃいます。
自分も毎月noteの公式が出す「今月noteから出版された本」みたいなタイトルのnoteはけっこうチェックしています。
仮に、本が書けなかったとしても、その過程は自分が好きなことを極めている過程ですし、それはそれでオッケーということになるでしょう。
あくまでも自分のためにやっているのです。
それが誰かのためにもなる。
その結果が本という形になれば最高です。
感想
この本を読むことによって、自分が日々やっていることを意義づけてもらえたような気もします。
例えば、「物リマインダー」(p.79)、「行動記録」(p.88)、「目標の読み返し」(p.89)などがそれに当たります。
本に書かれているようなことをもともと自分もやっていたということは少し自信になりました。
また、この本を読むことで、一歩踏み出せるような気がしました。
実際に今noteに投稿している「吉田修一作品による映画ガイド」はその一歩となっています。
最後に、倉下さんがこの本を書くにあたって、大きく影響を受けた本が千葉雅也さんの『勉強の哲学』だったらしいです。
本同士のつながりも作ってくれた1冊となりました。(実際にこの本を読んでからけっこう早い目に『勉強の哲学』も読んでみました)
今回はnoteに挑戦するきっかけとなる本の紹介でした。
この本を読んだ当時の気持ちをまた新たに持つことができました。
もう一度、noteを続けていくエネルギーを得られたようにも思います。
それでは、読んでいただき、ありがとうございました。