【映画#15】「小さな恋のメロディ」 『パレード』より
こんにちは、三太です。
学期末が近づいてきました。色々とバタバタと忙しいですが、頑張っていきます。
では、今日は『パレード』に出てきた映画、「小さな恋のメロディ」を見ていきます。
ちなみに、『パレード』内に出てくる映画は26作あるのですが、その6作目です。
まだまだ先は長いです。
基本情報
監督:ワリス・フセイン
出演者:ダニエル(マーク・レスター)
メロディ(トレイシー・ハイド)
トム(ジャック・ワイルド)
脚本:アラン・パーカー
上映時間:1時間46分
公開:1971年
あらすじ
ある学校を舞台にした友情、恋愛の物語です。
(おそらく日本で言うと、中1ぐらいの年代かと思われます)
ダニエルという少年は悪ガキのトムと仲良くなります。
一緒に遊ぶ中で、ダニエルはメロディという女の子を好きになります。
映画の中では二人が近づいていく布石がどんどん打たれていきます。
二人の恋愛がメインですが、そこにさきほどのトム達も含めて学校の生徒達も大きく関わってきます。
設定
純愛もの
感想
学校側からしたら、崩壊してるよね・・・と思ってしまいました。
けれど、やはり子ども側に感情移入するように作られているので、最後は爽快感があります。
そもそも呼び出して体罰をしませんし。(そして、体罰をされるとわかっていて、呼び出しに応じるトムとダニエルの素直さ!)
普通行きませんよね。
呼び出しに行かないことが許されない時代でもあったんでしょう。
ついつい、学校目線で色々と考えてしまいましたが、本作のテーマはそことは少し違うはず。
ダニエルとメロディの恋愛です。(もちろんそういう意味で言うと、学校という舞台が重要ではあるのですが)
とても微笑ましくて、子どもの頃の気持ちを呼び起こさせるような作品でした。
ダニエルがトムを捨てて、メロディのもとへ行くシーンは「えーーーー!!!」という感じで衝撃的ではありましたが。
それにしても、最後までトムは良いやつです。
手を取って友置き去りの春の庭
その他
要所要所で音楽がはさまれる。
映画「フレンズ」に似ている(公開年は1971年で一緒)
ウィキペディアより→イギリス映画であるが、イギリス・アメリカではヒットせず、日本で大ヒットした。(その後、南米諸国でもヒットした)
『パレード』内の「小さな恋のメロディ」登場シーン
これはサトルという『パレード』ではけっこう重要な人物が出てきたときに、同じアパートに住む仲間同士で話される会話です。
男の子がダニエルかトムかによって少しサトルの印象は変わってきますね。
私は、サトルはダニエルよりもむしろトムの方なんじゃないかと思ってしまうのですが・・・。
吉田修一作品とのつながり
純愛という点が『初恋温泉』の「純情温泉」などと通じる。
→こういう純愛を描くのにつながりがあるかもしれません。
以上で、「小さな恋のメロディ」については終わります。
とても爽快で、楽しい映画でした。
それでは、読んでいただき、ありがとうございました。