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【作品#6】「突風」『熱帯魚』
こんにちは、三太です。
書斎から見える景色の、山の緑に力が入ってきており、じわじわと初夏の感じを漂わせている今日この頃です。ちなみに、「立夏」はとっくに過ぎてるんですよね。
では、今回は「突風」を読んでいきます。
初出年は1999年(12月)です。
文春文庫の『熱帯魚』で読みました。
あらすじ
会社の休暇を利用して、千葉の九十九里の民宿で住み込みのバイトをする新田。
そこで出会った民宿の奥さんと微妙な関係となります。
そして、新田は奥さんをドライブに連れ出します。
この話の始まりと終わりは、新田が奥さんとドライブをするシーンです。
新田と奥さんが密会する小屋には海からの強い風が吹いており、これがタイトルの「突風」につながるのかなと思います。
出てくる映画(ページ数)
この作品には映画は出てきませんでした。残念・・・。
感想
なんでいきなり休暇を九十九里で過ごそうとするのかというのが疑問でした。(はじめは東南アジアに行く予定だった)でも、どうやら新田は仕事での悩みを抱えてそうな感じです。
同じように、奥さんも民宿の主人とうまく行っていないような雰囲気で描かれております。
二人は度が過ぎるところが共通点なのかなと思います。
それにしても、終わりも少し度が過ぎている感がありました。
次回は「熱帯魚」を読もうと思います。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。