夜中に五行歌を始めたときを思い出してみる
私が五行歌を知ったのは一昨年の文学フリマ福岡。
薄いしさっと読みやすそうなんて軽い気持ちで買ってみた。(その時の売り子だった九州歌会の人達が上手かったのもある)
元々、ネット小説(よく広告に出てくる婚約破棄するやつ)が好きだったから掘り出し物あるかな?と文学フリマに行ってみた。
掘り出し物はいっぱいあった。買ってる最中はむしろ知らない世界を楽しめた。
その中でも珍しいから買った五行歌集のかしこの中の白夜さんの持病について開けっ広げに書かれていたことが衝撃だった。
闘病記とかいろいろあるけど、私の中では自分の持病をさらけ出すのは恥ずかしいという気持ちがあった。
白夜さんの中でも紆余曲折あったにしても自分のアイデンティティに組み込まれている。そしてその開けっ広げな表現が許される。
許される表現というのが私の中で衝撃だった。
この五行歌に携わっている人達はどんな人達だろう?そう思って翌年の文学フリマ福岡で白夜さんに思いきって五行歌をやってみたいですがどこでやっていますか?と質問出来た。
北九州歌会が白夜さんの所属だけど、赤坂の「あいれふ」でやってる九州歌会が近いから良いでしょうと紹介していただいた。
そうして九州歌会の世話人の紫野恵さんに連絡をして九州歌会に入ることが出来た。
それが去年の11月。その時の五行歌はダメもとで送った。むしろこっちがびっくりした。でも、紫野さんの懐深さに助けられ提出できた。
その時の五行歌
あぁあばばばばばぁあああぁ
と脳内は叫んでいる
でも表情筋はいつも通り澄まして
はじめましてよろしくお願いいたします
身体と心は同じ場所にのに違う
紫野さんとのやり取りに緊張した事をを五行歌にしてみたが初めまして、右も左も分かりませんを通り越してイカれてる。
しかし、この歌を通してくれたからこそ面白いと思った。
もうすぐ11月で五行歌に関わって1年になる。あばばばばぁなんて言わなくなった。
10月には全国大会にも参加する。去年の今頃こんな生活送ってるなんて思いもしなかった。0点は3回ほど取ってる。いい加減ホームランか三振はやめよう。
もっと掘り下げたい。言葉の重みを大切にしたい。と思う夜中です。