『話す』という事
こんばんは。栗山ゆかりです。
先日スマホのSIMカード抜き差しのためにケースを外してからというもの、もう一度ケースをつけるタイミングを逃し続けてます。
本当の君は、こんなに軽くてコンパクトだったのね。
すでにガラスフィルムの端がボロボロなので、このままケースなしで過ごしたら後々どうなるか、目に見えているというのに。
昨日の終業後の出来事でした。
転職してから、一番業務が溜まった日。
「脳みそがもう何も考えられないって言ってる。上がろう」というタイミングで社内のメッセージアプリを最後にちらっと見たら、職場の先輩が、個別にメッセージをくれていました。
絵文字とかない、長そうなメッセージ・・・
恐る恐る、読んでみた。
ら、なんと。
100%私を心配してくれている内容だった。
恐る恐るとか言ってすみませんでした。
ここ数日、いろいろなデータ格納のミッションをいただいているのですが、専門用語や仕分けルールの複雑さについていけず、翌日に持ち越してしまうことが数日続いていて。
「わかればもっと早いのに!もっと私、やれるのに!悔しい~」
ってなりがちだった。
それと、「先輩たちからは、物覚えの悪い奴だと思われているだろうな」と感じていたのです。
だから、先輩のメッセージを読んだ時はほっとしたのと、心配してもらえることが嬉しくて、一気に肩の凝りがほぐれました。
実際はガチガチのままだったろうけど、憑き物ひとつくらいは確実に落ちた、と思った。
テレワークメインで、1か月で数回しか会っていないから、なおさら相手の本音が見えにくかったってのもある。
返信後、先輩からオンラインで電話ももらいました。
先輩は私に対して、
『言いたいことを我慢して言わずにいて、しんどいんじゃないか』
と思っていたそう。
私は、
『仕事が遅い、と迷惑に思われているんじゃないか』
と思っていた。
お互いに、考えすぎだった。
私は言いたいことを我慢をしていたのではなく、むしろ言いたくても言えない一人Poison状態だったというのが正解で。
ただただ、言語化がうまくできずにもどかしかった。
こんな世の中のせいじゃない。
専門用語や略語での表現を、先輩たちのように使いこなせず、質問や説明にいちいち時間をかけてしまうのが申し訳ないと思ってた。
先輩は先輩で、私が今もどかしく思っていることを同じように2年前に経験していて、「私も用語が覚えられずに苦労したから、気持ちわかりますよ」と言ってくれました。
どうやら、面接依頼お会いしたことのない直属の上司と先輩が、一緒に私の心配をしていた模様。
そして、私がまだよく知らない営業メンバーについて、メッセージアプリの言い方で誤解しないでね~、とフォローを入れてくれました。
本当はあの人はこういう人でね、この人はこういうタイプでね、と、いろいろ話してくれて。
だからね、こうしときゃいいんですよ(笑)、と。
そんな先輩から、会社と同僚への愛情を感じた。
ああ、こんな時、「話す」っていいなあと思いました。
仕事中の会話だけでなくて、「お互いに思っていることや感じていることについて話す」っていうこと。
仕事の会話をかき集めたら、今日の会話の何倍もの時間になったろうけど、私には、この30分弱の時間が、どの仕事の話よりもプラスに働いた。
相手が何をしているかじゃなくて、「どう思っているか」を話し合う。
それだけで、仕事への向き合い方や肩の凝り具合が変わるんだっていうのを実感しました。
そのおかげで、また、それ以外にも水面下で交渉して業務フローを改善してくれた営業さんのおかげで、今日は昨日よりもずっとスピーディーに業務を進められました。
ありがとうございます!!!
心配をかけてしまったのは申し訳なかったけど、チームとして前進しているのを感じられたので、これからももっと「話す」を大事にして、先輩たちとより質の高い仕事をしていこうと思います。