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江ノ電おじさんの教え
こんばんは。栗山ゆかりです。
電話で苗字を伝えると、結構な確率で「杉山様ですね」と返され、
「あっ、栗山です~。天津甘栗の栗に、普通の山です」と伝えるまでがデフォルトです。
ちなみに皆さん、天津甘栗って食べたことあります?
私は無いです。
「これまでさんざん天津甘栗にお世話になっておいて、お前・・・!」と思われた方は申し訳ありません。
決して食わず嫌いとか、中華街に恨みがあるわけではなく。
「いつか食べよう」と思ってまだ食べてないだけなのです。
こういう、
「いつか〇〇しよう」って思うこと、ありませんか?
私にはたくさんありました。
それからもうひとつ。
その「いつか」って、やって来ましたか?
( ^ω^)・・・
天津甘栗から、なんとか和牛まで。
会いたかった人とか、行きたかった旅先が向こうからやってくることって、滅多にない気がします。ドラマと現実の違い。
こういうふわっとした願望というのは結局、自分から
「これ、やろう!今やる!!」
って掴みに行ってから初めて、輪郭をもって形づくられていくものなのかな、と。
いつ江ノ電おじさん出てくるん!!??
すみません、今から出てきます。
私は、江の島が結構好きでして。昨夏も、新しい仕事が始まる寸前、最後のリラックスタイムにと、散策に行っていました。
そこで偶然出会ってお話しした男性が、かつて『TVチャ〇ピオン』という番組で江ノ電王に輝いたという、伝説のおじさまだったのです。
今は、自宅を改装して、素敵な喫茶店をやっておられます。
お知り合いの50代と思しき女性と、その女性が新たに始めようとしている事業について、熱いアドバイスを贈っていた江ノ電おじさん。
「まだ若いんだから、やってみたほうが絶対いいよ」 と。
私はコーヒー片手に、聞いてないふりをしながら聞いてました。
(すごいな、今からチャレンジするのか・・・)
その後、私のところへやってきた江ノ電おじさん。
彼は言いました。
私からは何も言ってないのに言いました。
「人生、絶対にどこかのタイミングで、波が来るからね。
波が来たら、乗るんだよ。
失敗したっていいんだよ。
続けていくうちに、きっと成功するから」
おじさんが撮った自慢の江ノ電(300形)写真のポストカードともに、その言葉を初対面の、何やってるかも知らない私に贈ってくれたおじさん。
・・・おじさーーーーん!!!(´;ω;`)
その日の帰り、おじさんの愛する江ノ電(300形)の車両に乗れるまで駅で30分待ち続け、藤沢駅のアンテナショップで江ノ電(300形)デザインのペンケースを買い、おじさん自慢のポストカードを家の壁に飾った(ボン・ジョヴィのブロマイドの隣)のは自然の流れでしたね、はい。
波が来たら、乗るんだよ。
チャレンジしてきた人から、チャレンジするか迷ってる人へ。
とても優しくて、心強いお言葉でした。
チャンスと思ったら、迷わず掴みに行けるように。
波が来たときに、ここだ!と気づける自分でいるように。
「いつか」を「いつか」のままで終わらせないように。
一度きりの人生、精いっぱいチャレンジしていこうと思います。
おじさん、ありがとうございました(#^^#)
また江の島に行くときは、寄らせていただきます。
なお、江ノ電(300形)は、60年以上前にデビューした車両で、床板が木でできているのが大きな特徴です。
ザ・レトロ!!
江の島に行かれる際は、ぜひ乗ってみてください。
お気に入りの天津甘栗と共に。