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『歌舞伎名作舞踊』 【うちの本棚】#歌舞伎
読書感想でなく、本棚にある歌舞伎関連書籍について、どんな本なのか記録しつつ紹介するものです。
基本情報
タイトル:歌舞伎名作舞踊
発行(奥付の初版の年を記載):1991年
出版:演劇出版社
表紙
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特徴
先に紹介した《日本舞踊曲集成》に比べると、こちらは写真がたくさん。《紅葉狩》、《鷺娘》、《関の扉》など有名舞踊の歌詞、衣裳、解説が載っている。写真があるので、衣裳の説明も写真と見比べることができる。
その他
1991年発行のため、襲名によって現在とは名前が違っている役者も多い。
勧進帳について12代目團十郎の芸談が載っていたり、五代目中村富十郎、十七代目中村勘三郎、八代目坂東三津五郎の写真があるなど、ぼんやり眺めるだけでも面白い。
写真がきれいとか、懐かしいだけではない。そこに舞台の香りを感じる写真が選ばれている。1つ1つの舞踊に、「これぞ」という1枚を載せられるのが、さすが演劇出版社、と思う。