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昔の「ほうおう」を読む_00年5月
「ほうおう」は、歌舞伎会の会報。
実家を整理していたら、古い「ほうおう」が出てきたので、記録として概要を残しておきたい。
99年6月〜2002年3月分まである。
表紙
表紙は『都鳥廓白浪』傾城花子実は吉田松若丸、尾上菊五郎。7代目。
裏表紙は『源氏物語』光君、市川新之助。(7代目。11代目海老蔵、現在の13代目團十郎)。
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歌舞伎衣裳
『本朝廿四孝』十種香、腰元濡衣。
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絵で読む歌舞伎の歴史
「四代目團十郎の修行講」。
江戸の明和の時代、役者絵は特徴を掴んで似せて描くことが始まった、という話。
21世紀の主役たち
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7代目新之助、11代目海老蔵、13代目團十郎という将来に対して「奇数が好きです」というコメントを今も覚えている。
役者の伝説
第3回も、坂田藤十郎。
元禄期の有名な女方、水木辰之助、芳澤あやめ、荻野澤之丞はみんな上方育ちで、江戸の歌舞伎は上方から女方を招いて上演していた。
水木辰之助は江戸で市村座に出て大人気、俳人の宝井其角も句を詠んだが、天才肌で人気が出るのも引退も早かった、という話。
演目
懐かしい。昼の部の『源氏物語』が話題をさらっていたけども、夜の部の、菊之助の八重垣姫も良かった。
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江戸商売尽
家主(いえぬし)。
雇われの大家で、家賃の徴収のほかに住人の結婚や死亡の届け、5人組としての役目もあった。実は大きな収入だったのは「糞尿代」。共同便所に溜まった糞尿を農家に売って得られるものだった、という話。
歌舞伎の鬘おもしろばなし
『船弁慶』、知盛の霊。前髪などは役者の好みに合わせる、といったお話。
歌舞伎ニュース
源氏物語のことと、小朝独演会。
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