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【#4】カナダ🇨🇦保育士のボランティア・初1人海外生活を振り返って

こんにちは。あっこです。

しばらく日が経ってしまいましたが、カナダでのボランティアを終え、無事に帰国しました。

1週間という短い時間でしたが、人生の中で一番必死に生きていた気がします 笑

さて前回、カナダでのボランティアを通じて確認したいことをつらつらとあげたことを覚えていますでしょうか。

それは以下の5つです。

① 私はカナダを気にいるか
② 保育士に本当になりたいか
③  多国籍の人がどう一緒に暮らしている?
④  日本とカナダの保育の違いは?
⑤  英語力はどのくらい必要?

今回は、そのふりかえりです。

個人的な意見にはなってしまいますが、ぜひ前回の記事と読み比べていただけると嬉しいです^_^

目次は以下の通りです。





ふりかえり① 私はカナダを気にいるか?


コンパスカードの購入まで所要時間10分(苦闘)

大それた質問ですが、シンプルに答えは【イエス】です。

都会と田舎がほどよく、街の雰囲気が好きでした。


どっちもバンクーバー

街Aから街Bまでは電車で約20分くらい。こんなに近くなのに景色が大きく変わるのは、なんだか不思議です….

また、道ゆく人が「おはよう!」と声をかけてくれてるのもなんだかほっこりして、心があったかくなりました。

ボランティア先では、1度しか伝えていない私の名前をお母さんが覚えていて、「あっこ!あなた1人で来るなんて勇敢な人だわ。すごい!」と褒めてくれました。

正直、来る前は不安でいっぱいだったので、そんな言葉にうるっと来てしまいました。

ホームステイのお部屋

また気になっていた 住みやすさ のところですが、思っていたよりもホームステイは大変ではなかったです。(あくまで想像よりも、ですが…)

元々、おおざっぱな性格なので気にならないのかも…笑

ただ、確かにもやっとすることもありました。

 マザーは特にルールないよ、と言いながらも、後になって、洗濯はこの日だけだよとか、ご飯がいらないときは事前に言ってとか。

いや、先に言って?とは思いましたが…笑

一番イラっと来たのは、ドア前に「Please Turn Off The Light When You Are Not In Your Room Please(部屋にいないときは電気を消してください) 」と書いた紙が貼ってあったことです。

思わず記念写真📸

ボランティア終わりで疲れている中、ドア前にこの紙だけ貼ってあると、「あ、やっちゃった」と気持ちがどんよりしました。

あと、同じ家なんだから直接言ってくれや!とイラっとしました。

この時は友達や親にたくさんグチっていました笑

あとは、ごはん問題ですね。

ホストマザーは料理が上手でハンバーガーからカレーまでたくさんバリエーションがあって美味しかったのですが、栄養バランス的には…うーん、でした。

例えば、朝ごはんが、パウンドケーキ、チョコ溶かしたやつ、カフェオレのあまーいスティック粉、とかありました。


食べかけですみません汗

その時は流石に「おや?野菜はどこへ…」とはなりました…

ただ、海外ってこんなもんだよなと思っていたので、あんまり驚きませんでした。

ごはんはホストファミリーによって当たり外れがあるので、長く住むならシェアハウスの方が良いなと思いました。

ただ、それも住んでみないとなんとも言えませんが…( ; ; )

あともう一つ気になっていた物価ですが、やはり高いなーという印象です。

例えば、空港で売ってる「水500ml」が約3.5カナダドルしました(約380円)。

また、日本でおなじみポッキーが、6.49ドル(約700円)なんてのも見つけました。


もはや高級ポッキー



ただ、スーパーに行くと1個のサイズが大きめなので、週1で買いだめして平日は自炊にしたら、それほどカツカツにはならないかなとは思います。

最後に、女性の雰囲気ですが、スッピン、ラフなトレーナー、というカジュアルな人が多い印象です。

日本のように、バッチリお化粧してワンピース、みたいな人はあまりいません。

正直、ズボラで面倒くさがりな私にとっては、流行りに沿った服とかメイクとか気にせずラフに過ごせるのはいいな〜と思いました。

ボランティア先の保育士さんは、休みの日に映画を見る、公園でのんびりギターを弾く、なんて人もいました。

カナダにはアミューズメントが少ない分、自然に触れて、リラックスしている人が多いのかな。

なんだか人間らしくてステキだなと思います。

私は日頃、常に小走りで仕事しているので、より隣の芝生が青く見えるのかも知れませんが…笑


ふりかえり②  保育士に本当になりたいか?


紅葉シーズンでした^ ^

これは1週間で答えを見つけるのは難しかったです。そりゃそうですよね笑

ただ、子どもたちと過ごす時間は本当に充実していました。

何より子どもたちがほんっとうに可愛い

みんな目がぱっちり、彫りが深い、リアクションの1つ1つが大きくて、なんとも愛らしい。

ある日、外遊びの時間に公園でサッカーをしていた時、ちょうど紅葉の時期で、夕日に照らされながら大きな公園でサッカーしてる姿はまるで映画みたいでした。

なんだか時間の流れがゆっくりで、贅沢で、なんとも言えない良さがありました。

ちなみに私がボランティアした園は、一時預かり、放課後クラブのような施設でした。

子どもたちはバラバラの時間に登園して、バラバラにお迎えが来る感じです。

1日のスケジュールは、ざっとこんな感じでした。

8:30   バラバラに登園(幼児)
10:30 スナックタイム
11:00 サークルタイム、絵本の読み聞かせ
11:30 公園遊び
12:00 ランチタイム
13:00 数人と折り紙や粘土(午前で帰る子、寝てる子)
14:30 幼児さん全員帰る。学齢さんのお迎え。放課後クラブ的なもの。
15:30 公園遊び
16:00〜18:00 学齢さんの遊び&迎え


私がボランティアした期間は毎日晴れていましたが、BC州の決まりで、大雨でも1日1回は外遊びをする決まりがあるようです。

冬はとても大変そうですが、1回は雨の日の外遊びを体験してみたかったな、と思っちゃいました笑


ふりかえり③ 多国籍の人がどう一緒に過ごしてる?


カウントダウン式の信号機

Youtubeなどで聞いていた通り、本当にいろんな国の人がいました!

日本人歴25年の私からするととっても新鮮で、ソワソワしました。

初日に乗った電車の中で聞こえてきたのは…英語、中国語、ヒンディー語、フランス語など。

ここはどこの国なんだ!?と混乱しました。

一番、印象に残っているのが学齢さんのお迎えで小学校に行った時です。

お迎え待ちのご家族の、肌の色、髪色、家で話す第2言語など、国籍が本当にバラバラなのです。

でも、子どもたちは同じクラスで授業を受けている。

その空間はまるで小さな地球みたいでした。

5歳の子が「〇くんの家では、宗教でこれ食べれないんだって」と教えてくれた時は、私より宗教に詳しい!と驚かされました。

小さな頃からいろんな価値観や自然に触れながら、成長できる素晴らしい場所だなあと強く思いました。

「ああ、私もこの小学校行きたかったな…」と 笑


ふりかえり④ 日本とカナダの保育の違いは?


晴れている日の景色!最高!

日本とカナダの保育の違いについて気づいたことが2つあります。


1つ目は、こどもの「自分でやる」をサポートすること。

子どもといっても1人の人間。

いい意味で子供扱いしないのです。

例えば、泣いている子どもをすぐに抱っこするのではなく「どうして泣いてるの?」「こういう時はこうするんだよ」と落ち着くまで声をかける。

そういった精神だからか、子どもたちは自分から食器を片付けたり、手を洗ったり、とやっている子が多かったです。

先生に「やって〜」と甘える子には出会わなかったので、正直、保育士としては働きやすいな、と感じました。

またサークルタイムなどみんなで集まる時も無理に椅子に座らせることはしません。

あくまで「興味があったらきてね」というスタンスです。

子どもにその時にやりたいことを選ぶ権利がある、というのは素敵だなと思いました。


2つ目は、「Its my body」精神です。

これは、一番の発見でした。

自分と人との線引きを幼い頃から教えています。

例えば、子どもがおもちゃの取り合いで他の子を押してしまったとします。

その時「こらっ」と叱るのではなく、「Look her face. she looks so sad (お顔見てごらん。悲しそうだよ)」とまずは声をかけます。

そのあと「its 〇s body, please ask her, can i thatch you?(これは〇の体だよ、触っていいって聞いたの?)」と聞きます。

許可なく人の体に触ってはいけない、自分の体は自分で守ろうね、ということです。

欧米の人はフランクに接するイメージでしたが、その辺りはきちんと境界線を引いているのがとても興味深かったです。

ちなみに、この精神は保育士も同じです。

子どもが先生の体に乗りかかったら「Its my body(これは私の体だよ)」と断ります。

一見、冷たく見えるかもしれませんが、これは先生が健康で長く働くために必要なことなのです。

自分の体を労わりつつ健康に働こう、という考えが本当にステキだと思いました。


ふりかえり⑤  英語力はどのくらい必要?


今回のボランティアで毎日日記を書いていたのですが、だいたは英語の反省でした 笑

そのくらい、自分の英語力の無さにズーンと落ち込みました。

例えば、「何作ってるの?、〇〇みたいだね!」と言いたくても言葉が出てこない…

「粘土」すら英語で出てこないことも…(粘土はClay)

子ども同士でトラブルになった時、何を言っているのか聞き取れず、??の表情しか出来ませんでした。

中学校から英語を勉強しているのに全く話せず、何やってたんだろって情けなくなりました。

2、3日目は、自信がなくなって少しシャイになっている自分がいました。

他の保育士さんが話しているのを遠めで見ていた時間も…うーん情けない。

今回のボランティアで英語力が1/10くらいしかないことを痛すぎるほど感じました。

もしカレッジに入るなら相当の覚悟で来ないと無理だ….と思ったのが正直な感想です。

ただ、保育園のマネージャーにあることを言われました。

「英語はあくまでもコミュニケーションツールの1つ。私たちがどう頑張ってもネイティブのようにはならない。だからいろんな方法を使えば良い。伝われば良いんだよ

その言葉で少し肩の力が抜けた感じがしました。

そうか、伝われば良いのかと。

あまりストレスを感じすぎず、でもできる限り英語力は高めたい、そう意気込んでいます。



まとめ


バンクーバー空港でお馴染みトーテム兄弟


以上が、ボランティアのふりかえりになります。

こうやって書き出してみると、本当に濃かったな〜とあらためて思います。

全て自分で決めた計画だったからこそ、無事に帰ってきた時の達成感は大きかったです。

次は、<番外編>も書くのでお楽しみに。

自分の経験が少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。

♡してくれたら、モチベーションが上がります!

ではまた。


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