思い出のカフェへ【旅行記】
JRの株主優待割引券が１枚余っている。使わないともったいない気がするが、遠出するほど時間もない。日帰りできる場所を探す。あった。
土曜の朝、新幹線に乗り北へ。１時間ぐらいで下車。軽井沢からはしなの鉄道に乗る。あっという間に着いた。今回の目的地、小諸である。新幹線が出来る前は特急が停まる駅だったが、新幹線のルートからは外れてしまった。
城下町であり、駅のすぐ横に城跡がある。日本唯一といわれる周辺から１段低いところに城の縄張りがある面白い場所である。
入場して園内を散策する色々な展示施設を順に見て回る。小山敬三美術館は眺めが良い。中には小さな動物園もあり、見るものは多い。
駅へ戻り、昼食を探す。駅前はカフェとガーデンが整備されている。ここで食事をする。綺麗に整備された場所で良い雰囲気である。駅前も中々の賑わいであり、新幹線は来なくても活気のある良い街であった。
昼過ぎだが、もうすることが無くなってしまった。ふと、ここから海野宿が近いことを思い出す。以前、妻と別所温泉に旅行に行った帰りに寄った場所である。良い雰囲気の街並みで、昔の建物を活用したカフェでお茶をした記憶がある。しなの鉄道で田中駅。前はレンタサイクルで行ったが、今日は歩いていくことにしよう。結構距離があった。自転車の方が良かったかもしれない。まあいい。宿場町の入口にある白鳥神社、ああ懐かしい。
江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気だ。
人がまばらで静かである。お目当てのカフェを見つけた。中に入り、２階へ案内される。他に客はいない。窓から街道を眺めつつ、梅ドリンクをいただく。ガラス工房のやっているカフェで器も美しい。ゆっくり味わう。窓から入る風が心地よい。目一杯、雰囲気を楽しみ、休んだところでカフェを後にする。
帰りは隣りの大屋駅まで歩き、軽井沢で新幹線に乗り換えて帰宅する。思い出に浸れたいい休日であった。
