5/23、高血圧、CA拮抗薬
本日の実習では高血圧に対する薬剤について深く学習した。
下記表より、トマス薬局では本日関わった疾患の数では高血圧が一番多いものとなっている。本日はトマス薬局で調剤される高血圧治療薬について注目して実習を行い、以下に調べて記載する。本薬局で最も調剤される高血圧治療薬はアムロジピンである。アムロジピンは長時間作用型ジヒドロピリジン系カルシウムチャネル拮抗薬であり、高い降圧作用を示す。その次は、ネプリライシン阻害薬のサクビトリルとARBのバルサルタンの配合錠であるエンレストである。エンレストはARBからの切り替えとして使用されることが多いが、ARBやACE阻害薬と併用ができないため注意が必要となる。その他にはカンデサルタンとアムロジピンの配合錠であるユニシア、アジルサルタンとアムロジピンのザクラスと言った配合薬や、高脂血圧治療薬のアトルバスタチンとアムロジピンの配合薬のカデュエットやカンデサルタンも調剤される。アムロジピンは1日1回の服用で、他の種類の降圧剤に比べて比較的速やかに効果が得られ、併用禁忌も少なく、副作用の発現か少ないため、最も使用されると考えられる。また、配合薬であるユニシア、ザクラス、カデュエットはアムロジピンが含まれるため、やはり最も使用される薬であると考えられる。しかし、アムロジピンもむくみやめまい、ふらつきといった副作用がること、グレープフルーツとの相互作用があることなど少ないが注意が必要であり、そのような点は気をつけるべきである。