昨日の敵は今日の友〜「頭に来てもアホとは戦うな」を読んで〜
私の職場には、なんど注意されても態度を改めてようとしない若手社員がいます。
そんな若手社員を相手にしないように、感情をコントロールできるようになろうと思い田村耕太郎さんの著書「頭に来てもアホとは戦うな」を手にとったのです。
ですが、読み進めていくうちに「あれ?」という感覚に包まれていきました。その理由は…。
相手を敵にするのではなく共闘することが目的!?
この本の違和感の正体は、これまでいくつか目の当たりにしてきたような「アホは相手にしない」という内容ではなく、うまくコントロールして仕事をさせようというものでした。
決して、仲良くなるというものではないのですが、どうせ同じ仕事をしているのだから、持ち上げて気持ちよく自ら仕事をするような環境を作ってやろうという内容だったのです。この時点で、これは「私が読む本ではない」と思ったのですが、どうせなら賢く立ち振る舞ったほうがいいと思い、さらに読み進めていきました。
ただ、すでに職場の若手社員とは溝ができていて、すでに嫌々オーラが出ている状態からの修復の仕方などが細かく書かれていました。
たった一度の人生を無駄に疲れさせないために
どんな相手でも敵として戦った場合、時間と体力という有限のコストを無駄に消耗してしまいます。
これが実は一番もったいないことで、そんな労力を使うなら仲良くなれとまでは言わないけど、あなたの思い通りに相手をコントロールした方が、はるかに時間と体力というコストは節約でき、仕事を完了させるという目的も達成することができるのです。
まだ実践はしていませんが、少しづつ状況が改善されて自分から仕事をしてくれるようになれば、結果的には本人の評価も上がるだけではなく、私の評価も上がっていくのです。
そんな気づきをくれたこの本は、どんな人でも味方にして使い倒すことで、あなたの人生を無駄に疲れさせない方法を説いた本だったと言えるでしょう
いよいよ次回は実践です。
まずは、若手社員に仕事がしやすい環境を提供して、私は敵ではなく味方なんだアピールをしていきます。