内なる言葉を意識する〜「言葉にできるは武器になる」を読んで〜
前回の「雑談」回で、WEBライターを生業としていたとお伝えしましたが、WEBライターといっても専門学校や資格などを持っているわけではありません。
ただ、何も勉強していないわけではなく、諸先輩方の書籍やWEBサイトなどを読み、「こんなふうに書いたらどうだろう」と、書いては消してを繰り返してきました。
それでも自分の中で納得いくような文章を書くことができず、納品するたびに失礼な話ですが「本当にこれでよかったのだろうか」と、自問自答を繰り返していました。
そんな悩みを抱えながら、書き続ける行為は心の負担にしかならず、2022年10月には「書くことが辛い…」となってしまったのです。
書籍「言葉にできるは武器になる」との出会い
WEBライターとして活動をしなくなってから数ヶ月が経った頃、週末の日課にしているウォーキングのゴール地点を、ブックオフにしてみたのです。
いつかWEBライターとして復活したいという気持ちが、少しずつですが芽生えてきてたのかもしれません。
そんな思いが「ブックオフ」として、具現化していたのでしょう。
久しぶりに立ち寄ってみると「あのとき読みたかった本が、こんな価格で…」と、かなりお手頃な価格になっていました。
そして、以前から読んでみたいと思っていた「言葉にできるは武器になる」を見つけたのです。本を手にして思ったことは「やる気がみなぎっていたときとは、受ける印象は違うかもしれないけど、何かしらの方向性を示してくれるだろう」と思い、購入することにしました。
新しい気づき
読みはじめる前まで、自分の中には「ブログや活字を使った情報伝達は古く、今は動画の時代だ」という考えがありました。それが間違っていたことをこの本は教えてくれたのです。
そして人は、言葉を使って感情をコントロールし、物事をとらえたり考えたりしていることも教わったのです。
例えば熱すぎるコーヒーを飲んだとき、声に出していなくても心の中で「アツッ」と叫んでいるはずです。他にも美味しいものを食べたり飲んだりしたときの「うまい!」や、「誰かに教えないと」など、声に出していない言葉が次々と心の中で出ているはずです。
著者である梅田悟司さんは、心のなかで生まれた言葉を「内なる言葉」、そして声にして伝える言葉を「外に向かう言葉」と定義し、どんなときにどんな内なる言葉が生まれているのか、これを意識するところからはじめるようにと説明しています。
まだまだ読みはじめたばかりなので、これから体得方法をマスターしていこうと思っています。その前に、それまで無意識にやり過ごしていた内なる言葉を、些細なイベントごとに「今、こんなことがあって、自分はこう思った」っていうのを書き残すようにしています。
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