僕の大好きなおばあちゃん
おばあちゃんが入院してから
わずか一か月足らずで逝ってしまった。
一緒に暮らしていた時は
僕の心の拠り所でもあり、泣いたり笑ったりと幼い頃は、いつも近くに居てくれた。
いつも思い出す。
僕が夜中に喘息の発作が出て苦しくなると夜通し背中をさすってくれた。
そんな優しいおばあちゃんだった。
でも、いつの間にか、その優しさが疎ましく感じて時に厳しい口調でおばあちゃんを責め立てた僕。
きっと、おばあちゃんは「何で?」と心を痛めていたに違いない。
突然、おばあちゃんは出て行ってしまった。
誰も僕を責めなかった。
家族は、みんなで誤魔化していたんだと僕なりに受け止めていた。
心は、ずっとずっと痛かったけど・・・
おばあちゃんは病院で
「元気か?」
あの頃と変わらない口調で僕を迎えてくれたんだ。
「ごめん」
そう言えて良かった。
ずっと言えずに心の中で固まってしまった言葉だった。
おばあちゃん・・・
いつか僕がおばあちゃんのところへ行ったらまた
僕と一緒に居てくれますか?
僕とまた仲良く暮らせますか?
僕は、きっとこの問いかけは、おばあちゃんにまた会える日まで続いて行くと思ってます。
おばあちゃん
本当に心からありがとう
つづく