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どう宿題するの?意図的でしょ?

私は、小学校で指導教諭をしています。
noteでは、
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

お子さんは、宿題をいつしていますか?

クラスの子に聞くと、
だいたい
①帰ってすぐ (学童保育で終わらせる)
②ご飯を食べるまでの間
③寝る前 (寝る前に慌てて)
④朝起きてから

の4つのパターンに分かれます。
習い事の関係で、
致し方なく、その時間にやっているという場合もあるようです。

今回の記事では、
宿題への取り組み方を視点に
生活を見直してみたいと思います。

時間意識をもって取り組めているか。

クラスの子に宿題への臨み方を聞くと
A 楽しんで。目標をもって。
B いやいや。
C 仕方がないと頑張る。
D 慌てて。
といろいろな取り組み方があります

だいたい、BかCが多いイメージですが、
Aのように取り組める子は、なんでも明るく前向きに取り組む子が多いです。
一方、Dのような子もいます。

きっとDのような子は、時間意識をもたずに生活しているのでしょう。

時間意識をもつことは、いろいろな場面において必要です。

段取り力や時間意識をもたせる方法については下の記事に。

意図的にそうしているのか。

一事が万事。
そう思える宿題に関する記事(書籍)を見付けました。

前日に何もせず、焦って目覚ましをセットしていたとしたら、自分の生活をコントロールする力が足りないということになります。

(宿題が)不完全だとしても、そのまま提出することは可能です。
その続きを翌朝やろうというのは、自分の意志や判断が含まれている証拠と言えるでしょう。

あるときクラスの子たちに聞いてみました。
「宿題を朝にやる子?」
すると、何人かが手を挙げて質問しました。
「先生。前の日もやったけど、今朝もやったのはどっちになるの?」
該当する子を見てみると、日々の生活で主体性を存分に発揮している子ばかりでした。

大切なのは、やむなくそうしたのか、自分の意志でそれを選んだのかです。
宿題に取り組む時間一つとっても、そうした主体性があらわれることに今さらながら驚きました。

【要約】お母さんが知らない伸びる子の意外な行動

宿題をする時間をとっても、
いつ
どのようにするか。

これを自分でコントロールできているか、どうかは、
大きな違いです。

では、そういう力をどのように伸ばせばいいのでしょうか。

自分で時間を見付け、時間コントロールできるようになる5つの提案



①子どもと決める。

まずは、この記事にあるように
子どもと話し合って、子どもと決めることが大切です。

決めたら、させる。

これも大切です。

②家族で協力する。

我が家もそうですが、
いかに見たいテレビがあっても、
スマホをいじりたくても、
家族全員でそれを我慢し、集中できる環境を作るのが大切でしょう。

③段取りの仕方を教える。

段取り力は、とても大切です。
ぜひ、上で挙げた私の記事を読んでいただけると嬉しいです。

これは、本当におすすめです。


④寝る時間を決める。

上で挙げた私の記事にも関わる内容です。それを読んでいただけると
より意味が伝わると思います。

学校から帰ってから寝るまでの時間に制限がある方が、
集中して取り組むことができるものです。

⑤必ずやること と やりたいことに分けて 時間を見直す。

子どもによっては、
ゆっくり読書したい。
ゲームがしたい。
友達と遊びに行きたい。
という思いがあるでしょう。

それは、とってあげたいものです。

しかし、まずは、
・宿題
・お風呂
・食事
・お手伝い
・習い事
のように
必ずやることにどのくらい時間がかかるかを見直してみます。

そして、寝るまでに
自由に使える時間がどのくらいあるかを洗い出しておくのです。

これは、
・生活が変わる新学期や
・習い事を始めたころなどに
見直しておくことがおすすめです。

最後に…

一事が万事。

いきなり全てを変えることはできません。

もし、宿題に関することなら
てこを入れやすいと思われたのなら

試してみてはどうでしょうか。

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