見出し画像

学年の折り返し、長い視点をもって。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

10月になりました。

10月になり、クラスの子どもたちに下のような話をしました。

今の学年が終わるまであと6ヶ月となりました。
折り返しですね。
残りの半年はどんな力を身に付けていけばいいと思いますか?

今の学年にも慣れてきて、
少しずつ自分で考えて動ける人も増えてきました。

だからこそ、1つ上の学年にふさわしい人になるように、
自分で考えて行動できる人になってほしいと思っています。

まだ、できていないことがある人は、
それができるようになって上の学年に上がりましょう。

残り半年一緒に頑張りましょうね。

学年の初めは、当然
新しい学年に慣れるために、
先生からの指示やルールの確認等が多くあります。

しかし、日々過ごしていく中で、先生に言われなくてもできることが増えていきます。

指示を待つのではなく考えて行動すると言うことです。

残り半年は、どの学年の子どもにとっても、

次の学年を意識して、準備を始めること。

今、できてないことをできるようにする。

次の学年に向けて挑戦することを決める。

ということが大切だと思っています。

これは、
学習面・生活面の両方の側面から必要になってきます。

学習面では、
算数:四則計算はどのくらいできますか?
国語:1つ前の学年にさかのぼって、今までの学習はどのくらいできますか?
社会:高学年前なら、歴史漫画等を家に置き、歴史に慣れさせる。
理科:四季の移り変わりに目を向ける。

学習面の例

生活面では、
準備・片付け:自分でどのくらいできるか。
時間:時計を見て、行動できるか。
メディア:自分でコントロールする力を身に付けているか。

生活面の例

などなど、
その子、その学年に合った視点で
今、できてないことをできるようにする。
次の学年に向けて挑戦することを決める。

私の家でも、子どもたちに向けて、
「次の学年に向けて、〇〇ができるようになろう。」
とか
「次の学年までには、△△を身に付けよう。」
など
声かけが増えていく時期でもあります。

(毎回、毎回、そのような声かけをしていると、うんざりするので、時々思い出したように。)

最後に…

まだ、半年もあるじゃないか。

そう思われるかもしれません。

確かにまだ半年もあります。

だからこそ、今から少しずつ意識して
少しずつ成長していけるといいと思うのです。

子どもはなかなか見通しを持って生活することができません。
しかし、親は大きな視点で子供の成長を捉えることができます。

半年先というちょっと未来の話を通して、
今の自分を振り返り、
成長するきっかけにするのはとても大切なことだと思っています。


我が家では、子どもの年齢に合わせて

自分の事は自分でする!

ということを頑張らせたいと思っています。

残り半年で、進級です。

少しずつ、意識させて行動させてみてはどうでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!