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人間関係を豊かに!親子で取り入れたい大切な3つのこと

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

転校生がやってきた。

夏休みも終盤。
私の勤める学校に、突然に転校生がやってくることになりました。
しかも、結構遠い県から。

人間関係で悩んでいたそうで、転校してきたそうです。

他の学校の先生からも
友達との関係が上手くいかず、
転校する子がいるという情報も入ってきます。

子どもにとって、学校は狭い社会。

そこから抜け出すために、転校も1つの方法かもしれません。

ただ、つらい思いをさせられた人が転校…というのは、
いつも嫌だなと思いっていました。

理想は、人間関係が良好になり、一緒に楽しく過ごすことです。

どうしてもだめな場合、そこから離れる(引っ越す、辞める)などの選択肢を取ることがあると思いますが…
辛い思いをさせたほうでなく、
辛い思いをさせられた方が…というところに、やるせなさを感じます。

新しく来た、転校生にとって、
新しい土地(学校)が素敵なものになるようにしたいと思います。

フランスでは、日本と違う路線で。

さて、オリンピックでもにぎわったフランスでは…
というと、
日本と少し違う方向で取り組みがなされているそうです。

今日は、いじめの話を中心に。

以下の本を少し要約しています。

フランスでは、2022年2月、
学校でのいじめを犯罪と見なす法律が成立します。

いじめを受けた被害者が
自殺、または自殺未遂をした場合、最高で懲役10年、あるいは15万ユーロ(約2370万円)を科すそうです。

2023年まで、いじめを受けた子が基本的に転校していたそうです。
(ここは、日本と似ていますね。)

ただし、
2023年9月からは、いじめる側の子が転校しなくてはならなくなったそうです。

しかも、
フランスでは
さらに
いじめをする子の親に罰金が科されるなど、
厳しく対応する方法が検討されているとか。

『転校してなくてはならない。』
『いじめを行った子の親まで』というのが、

いかに、いじめを重く受け止め、被害者を守ろうとしているかが伝わる内容でした。

そして、社会ぐるみでいじめを撲滅しようとしているかが伝わります。

そもそも、いじめを起こさないために。

上の文章までは、
いじめ(つらい思いをする出来事)が起きてしまった際に
どう対応しているのかについて
書いてきました。

ただ、そもそも
いじめ(つらい思いをする出来事)が起こらないことが一番いいに決まっています

では、我が子がそうならないために、
どうすればいいのでしょうか。

私の考えは、
①親が子どもの話をよく聞き、
②子どもに愛していることを伝え、
③人との約束、ルール、マナーを守らせる。

事だと思っています。

①子どもの愚痴や考えをしっかりと聞くことで
子どもの気持ちの変化や気持ちの修正をすぐに行うことができます。
(私自身も、話を聞いてもらうことで、考えや気持ちが整理され、気持ちを落ち着けて人と接することができています。聞いてもらうって、気持ちが落ち着きますね。)

②愛されている子は、外の世界でも安心して過ごすことができます。

③人との約束、ルール、マナーを守る子は、友達といい距離感で付き合うことができます。人を大切にする分、人からも大切にされやすくなります。

どれもちょっとしたことですが、
これを毎日の生活の中で少しずつ少しずつ行っていくとなると
大変です。

ただ、こういう意識をもって接していくことを大切にしています。

最後に…

大人になっても、人間関係で悩むことは多くあります。
しかも、
自分と合わない人に出会うこともあります。

また、一度崩れた人間関係を修復することが難しいことも多いです。

いつまで経っても、
人間関係に悩むことになりそうですが(笑)

だからこそ、1人でも多くの人とうまくやっていく力を
身に付けてほしい(いや、私が身に付けたい)と
思っています。


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