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勝ち負けに目がくらみ、本来の目的を見誤る私の反省記

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

最近、楽しくない。子どもたちの試合。

私は、3人の娘がいます。
その子たちは、同じ球技の習い事をしています。

私は、末端コーチとして参加し、週末は
ほぼそれで終わってしまいます。

以前、担任している子の保護者が
「平日より、週末が疲れる。」と嘆いておられましたが、
まさにその状態です。

でも、子どもたちが楽しそうにプレーしたり
練習の成果を感じることができたりすると
疲れも吹っ飛びます。

…が、
最近、どうも子どもたちの試合が楽しくないのです。

理由ははっきりしていて…
「圧倒的に勝つか」
「圧倒的に負けるか」の
2つしかないからです。

しかも、
「圧倒的に負ける」方が多い…。

それで、次戦に向けて奮起すればいいのですが
チームとしてそういう雰囲気が見られないのです。

上手くいっていない時に踏ん張る力。

下の本を読みました。

そうだよなと納得する言葉が書かれていました。

私も似たような話をしますが…
伝え方ってやっぱり大事ですよね。

「うまくいっているときにいいプレーをするのは誰でもできるぞ。
でも、うまくいないときにどれだけできるか、
どれだけ耐えられるかが選手として、
そして人として試されるところなんだ。

だからこそ、
そうした機会というのは君たちの成長するために非常に貴重なんだ。

今日、プレーしたみんなは、
いつもどおりのプレーができなかったかもしれない。
でも、そうした中でも何とかしようと走り、戦い、
サッカーに向き合ったことは、間違いなくみんなの力となったんだ。だから明日からまた前へと進もう。

本で紹介されている語り

私のチームでは、
最近
「上手くいかなくなる」と
なすすべなく、
チームの力が下降していくのです。

普段はしないミスを連発し、
お互いへの声掛けも減っていき、
ムードは最悪。

ベンチで監督、コーチは
明るく声を掛けますが…

それもむなしく…という感じです。

勝負事ですから勝ち負けがつくのは当然です。
そこで、
「上手くいかない時に、踏ん張れるか」というのは
とても大切な力です。

どうすればいいのでしょうか。

勝敗にこだわる大人。子どもにも伝染か⁉

本の中には、他にもこんな文章が書いてありました。

ミスへのいら立ちが強くなってしまう。
高すぎる理想を掲げてしまうと、
ちょっとしたミスで自分のプレーを見失うことがある。

それに勝つことに気持ちが向きすぎると、
リスクにチャレンジできなくなってしまう。

選手だけではなく、監督もだ。

勝敗という結果にとらわれると、どうしてもミスを恐れたり、
チャレンジしようという気持ちを抑えたりしてしまいがちです。

もしかすると、私のチームでは
勝ち負けに意識が向きすぎているのかもしれません。

試合前のミーティングでも
「いつも通りやれば勝てる。」とか
「優勝目指して、」などという言葉が
監督や親から聞こえることが多い気もします。

・自分はどんなプレーがしたいのか。
・自分のしたいプレーができたか。
・自分はどんなことにチャレンジしたいのか。

そこをないがしろにしているのかもしれません。

末端コーチなので、試合中にできることは少ないのですが…
私自身、勝敗に目が向きすぎているのかもしれません。

勝ち負けも大切ですが、
子どもが
「スポーツを楽しむこと」
「笑顔で取り組むこと」のほうが
とっても重要ですよね。

本来の目的を忘れないようにしなくては!!!!

最後に…

実は、もう
新チーム体制のことを考える時期に来ています。

この時期だからこそ、
改めて勝ち負けでなく
自分たちがどんなプレーがしたいのかを確認し、

そのプレーを1つずつクリアしていく声掛けをしたいと思いました。

今日は、来週の試合に向けた練習日です。
末端コーチではありますが、
子どもたちにどんなプレーがしたいと思っているのか
確かめながら
一緒に頑張ってこようと思います。

子どもが楽しそうに
プレーしている姿が大好きです。

今日も素敵な1日になりますように。

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