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親として、まずは1日積み重ねる。いずれ、少しずつできるようになると信じて。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。

子どもが、一生懸命語る理由。 

勉強会(学校関係)に参加してきました。

その中で、話し合い(対話)を通して、
子どもを伸ばしていくという話が出てきました。

講師の先生が、授業の風景を動画で見せてくださいました。

そこでは、
国語の説明文の内容の検討が行われ、
先生の問いかけに対して、
子どもが一生懸命話をしている姿が映し出されました。

その話をしている姿は、
真剣であり、
熱意を感じるものでもありました。

自分の思いを
真剣に熱意を持って話すと言う機会に恵まれた子どもは、本当に幸せだなと思いました。

講師の先生が、
その様子を解説する中で、

「大人が真剣に聴くから、子どもは真剣に話すのだ。」

と言われていました。

途中で口を挟まず、
ただただ真剣に耳を傾ける。

そうすることで、
子どもが、
真剣に話すようになっていくというのです。

反対に、
そういう経験を積み重ねられた子どもたちは、
人の話も真剣に聞くようになるのだと。

もちろんすぐにそういう力は付きません。

4月からの積み上げで、
11月のこの時期に見られる姿かもしれません。

ただ、
教師の姿1つで、
子どもの姿が変わっていくというのは、
担任として
強く意識しなければならないと、
今の自分を振り返ることができました。

うちの子、家では、あまり話さなくて…

保護者と話をしていると、
「うちの子は、家ではあまり自分のことを話さなくて…。」

「最近は、自分の事は話さなくなって…。」

と嘆きの声を聞くことがあります。

今回の講師の先生の話を聞き、
自分も含めて、
家で子どもの話をどれだけ真剣に聞こうとしているか、振り返ることができました。

繰り返しになりますが、
途中で、
余計な口を挟まず、
子どもの思いや考えを聞くと言うことです。

私は、教師と言う立場でありながら、
ついつい口を挟んでしまう自分がいます。

言い訳じみていますが、
真剣に聞き、子どものことを考えているからこそ、
口を挟んでしまうのですが、

口を挟むから、
子どもは思いを語らなくなるとも取れます。

皆さんは、
子どもの話を口を挟まずに聞くことができていますか?

最後に…

時々こうやって自分のことを振り返るのは本当に大事だと思っています。

たった1日でも、
子どもの話を、
ただただ真剣に聞くということができれば、
2日目にそれがつながります。

今は、
たまにしかできなくても、
それが時々できるようになり、
ほとんどの時にできるようになり、
いつもできるようになる。

そうやって親としても成長していけるのだと信じています。

私は、やっぱり、我が子やクラスの子に
自分の思いや考えを
話せる子であって欲しいと思っています。

そのために、自分ができる事は、
話を真剣に聞く。

これを積み重ねていきたいと思っています。

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