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子どもたちにとってこれは理不尽です。そんなことがしたくて、子どもたちはグラウンドに集まってきているのでしょうか?
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
活動量を増やす。実際に動く場を増やす。
学校の体育では、45分と決められた時間内で
どれだけ活動量を確保するかを考えます。
もちろん、頭で考える時間も必要ですが、
テンポよく授業をすすめ
実際に動く場を増やそうと考えています。
私の娘は、球技の習い事をしているのですが、
その練習の際、
待ち時間が多くあります。
下の書籍を読みました。
下の書籍にそれに関する内容が載っていました。
例えば一列に並んで、ひとりずつ順番にコーチにパスを出して、
もどってくるボールをシュートする定番の練習。
よくやりますよね。
シュートを打った子が、ボールを拾って、列に並んで、
また自分の番になるまで、結構な時間になるものです。
さらに、プレーを一度止め、
監督やコーチがアドバイスすれば、さらに待ち時間はさらに長くなります。
当然、子どもたちの中には、だれてくる子もいますよね。
すると、監督やコーチから「集中しろ」「真面目にやれ」と注意される。
「子どもたちにとってこれは理不尽です。そんなことがしたくて、子どもたちはグラウンドに集まってきているのでしょうか?」
確かに、私の娘のチームでも、似たような練習をしています。
他にも
3対3の練習(ミニゲーム)をする際に、コートが少ないため
前の組が終わるまで待機する。
なども。
もちろん、待ち時間が無駄なので、
私のチームでは、
周りから
【応援】【アドバイス】をするように
指導されています。
時には、
それでも、
だれてくる子はいて、
監督やコーチから注意されていることがよくあります。
すると…
チームの雰囲気は、ピリッとしてくるんですよね。。。
さらに書籍には、対策として、
・成長段階に合ったサイズのグラウンドにすること・シンプルなルールにし、少人数に分けて練習すること
・待ち時間は可能な限り少なくすること
・ゴールと相手がいるゲーム形式の練習を多くすること
・反復練習のやりすぎは避けること
というのが紹介されていた。納得することが多くありました。
特に、反復練習のやりすぎを避けること。
これには激しく納得です。
だって、つまらないですから。
下の内容も、すごく考えさせられました。
「2チームに分けて、ボール1個で紅白戦をさせていませんか?」
「それぞれの子どもたちは、どれだけボールにさわれていますか?」
そこまで考えたことはなかった。
ミニゲームや紅白戦は指導者からの指示なしで、みんなでゲームができていれば、それでいいって思っていたからだ。
(中略)
紅白戦をすると、中心選手がボールに関わりつづけている一方で、
ほとんどボールにさわれないでいる選手も出てきてしまっていた。
それもたくさん。そうだった。
(中略)
ボールにいっぱいさわれた子は「楽しかった!」と言って家に帰るだろう。でも、ボールにそこまでさわれなかった子は?
まさにその通りだと、激しく同意しました。
私は、
体育では、一人一人の活動量に気を付けているつもりでしたが
専門外の娘の習い事に関しては
その考えがすっぷり抜けていた気がしました。
(いや、体育の時だって、そうかもしれません。)
やっぱり子どもたちはボールを触っているとき、
プレーに絡んでいる時が面白いんですよね。
最後に…
練習コートの広さ
プレー人数
ゴール、ボールの数
こういうのを臨機応変に変えた練習を入れるって
大切なのだと
強く思いました。
娘のチームでは、
私は練習メニューに口出しをすることができません
が!!!
思い切って、先週、監督に
考えをぶつけてみました。
全部は無理には口出しできないので、1つだけ提案しました(笑)
一部の練習で
小コートを利用して、
3対3のミニゲームを複数個所で行ってはどうか。
①ミニゲーム
②チーム(3人)で振り返り。
③別のチームとミニゲーム
④チーム(3人)で振り返り。
をテンポよく行う。というものです。
審判の数が足りないので、
大人が見ていない場合は、
子ども達のセルフジャッジで。
正直、すぐに
「いいね。やろう!」とはならず、
「その練習も考えて見てもいいね。でも、今は大会が近いから」と
言われました。
これは、断られたのかな(笑)
ただ、せっかく関わっているのですから
学びは、チーム内で共有したいと思っています。
負けずに、また、言ってみようと思います(笑)