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友達に悩み、友達に幸せをもらう。
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
友達関係に悩む子どもたち。
「最近、友達とうまく付き合えてない気がする。誰も俺のところに来てくれない。意地悪をされているわけではないけど、俺のことを誰も必要としてない気がして…。」
これは、私のクラスの子どもから相談された一言です。
友達とのつながりを感じられず、自分に自信がもてないようでした。
実際に周りから見ていても、
周りの子が意地悪をしたり、
のけ者にしたりしている様子は見られません。
ただ、自分の気持ちを伝えたり、
人の意見に合わせたりというのは苦手なお子さんで、
人とのコミュニケーションがうまくできていないことを
気になり始めたようです。
これは、年齢的な成長も大きな要因な気がします。
自分中心だった今までから
少しずつ自分を客観視できるようになってきたということです。
友達とのつながりは、何物にも代えがたい。
上の本を読みました。
「友情のためにすることは体にも心にもいい。」って
すてきな言葉だと思いませんか?
科学者は、うつに影響する106の要素のうち、
最強のうつ予防策となるのは、
信頼できる友達を持つことだと発見しました。
孤独が人の命に与える影響は、1日15本の喫煙に匹敵します。
ある研究によると、幸せな人と不幸せな人の最大の違いは、
(中略)
人とのつながりの度合いだったのです。
人とのつながりが、
心の病も直し、
幸せな気持ちをもたらすのですね。
また、友情は死亡リストを45%軽減することがわかっている。
エクササイズは、死亡リスクを23%から30%下げるがいるが、
友情はそれ以上。
本書には、家族とのつながりも大切だが、
友達とのつながりは、家族と違うプラス面をもたらすと書かれていました。
やはり、素敵な人間関係を作るって大切なのですよね。
私が子どもにしたアドバイス。
最初に挙げた
子どもの悩みに対して、私がしたアドバイスを書いておきます。
これがどれだけ子どもに響いたかは、
分かりませんが、私は以下のように考えています。
○○君の悩み、実は先生も悩んだことがあるんだ。
自分のところに誰も寄ってきてくれない。
みんなは、自分といる時が楽しいと思っているのかな?
とかね。
今でも、たまに思うことがあるかも。
でも、そんな時は、
「自分が受け入れられているかどうか。」を気にするようにしているんだ。
自分が話に行って、普通通りに接する関係ができているなら
それでいいかなって。
「人から話しかけられる人」も魅力的だけど、
「自分から話しかけにいける人」も魅力的だと思ってるんだ。
だから、「人から話しかけられるのを待つ人」でなく、
「自分から人に関わっていく人」になろうと思って
今は生活しているんだ。
1週間程度経ち、同じ子に最近の様子を聞いてみると
少しは落ち着いたようでした。
最後に…
人間関係の悩みっていつになってもありますよね。
我が子も、人間関係で悩むことがある(悩んでいるかもしれない)と
思って、接することは大切なことだと思います。
友達と合う・合わないは、絶対に出てくる問題です。
子どもがいろいろな人と繋がれる場や
気持ちの切り替えができる視点を
もたせておくことは
とっても大切なことですね。