思いは伝えて、なんぼ。
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
子どもの話を聞く期間。
学校には年に数回、教育相談というものがあります。
教育相談では、
担任の先生と子どもが1対1で
子どもが今頑張っていることや
困っていることなどについて話し合います。(聞きます。)
普段はなかなか言えない困っていることや
悩んでいることを担任の先生と共有するチャンスの時間です。
昔、女性の先輩の先生から
と言われたことがあります。
私は、それまで
教育相談と言えば、
子どもの話をしっかり受け止め聞くことだと思っていました。
もちろん、それも大切です。
ただ、その先輩の先生の話を聞き、
こちらのあなたのことを大切に思っているよと言うメッセージをしっかり伝える時間でもあるのだと学ぶことができました。
それから、
私は、
教育相談の時間には、
必ず、
子どもの素敵なところを
認め、励まし、褒めるように心がけています。
ちょっと恥ずかしいけれど、
勇気を出して伝えるようにしています。
うまく伝えられていないところもあるかもしれませんし、
子どもに響いていないこともあるでしょう(笑)
ただ、先輩の先生が言われるように、
教育相談の後は、子どもとの距離が少し縮まる気がします。
それは、子どもが担任の思いを聞き安心したからだと思います。
学校の先生は、
ルールや決まり事を伝えたり、
ときには注意をしたりすることがよくあります。
そういったことを繰り返していくうちに
子どもの中には
先生は私たちのことをどう思ってるんだろうと
不安な気持ちが出てくることがあります。
全体で、あなたのことを大切に思っているよと伝えるのはもちろん、
1対1の場面で、
あなた個人のことをこんなに大切に思っているよというのが、
少しでも伝わるだけで、子どもの不安が取り除かれるのだと思います。
最後に…
我が子にだってもちろんです。
どうしても、親として、
子どもにガミガミチクチク言ってしまうことがありますよね(笑)
あまりにも、言い過ぎてしまうと、
子どもは、「お母さん(お父さん)は、僕のことが好きじゃないんだ。」と、
不安な気持ちを持ってしまうかもしれません。
だからこそ、2人の時間を利用して、
あなたのことがこんなに好きなのよと言うメッセージを伝えてみるのはどうでしょうか?
私の場合、買い物、途中の車の中や
寝る前、寝室の真っ暗闇の中とかで伝えることが多いです。
何かをしていたり、面と向かっていなかったりしたほうが、照れずに言えるからです(笑)
これをきちんと伝えられると良いのですが(笑)