スマホを持ったら、友達とルールを共有するべし。
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
クラスのスマホ事情。
私のクラスの子ども(6年生)は、
半数近くが自分のスマホを持っています。
正直、子どもによっては、
この子にはまだ早いのではないかと感じることもあります。
ただ、一方で、小学生でも上手に使いこなしている子もいます。
スマホ問題で多いのが、
SNSでのトラブルです。
時には、
◯時になったら、スマホは親に預けるとか、
◯◯は、してはいけない。
などと言うそれぞれの家庭に合ったルールが友達の間で共有できていない場合のトラブルも起きています。
今日は、家族間のルールの違いによるトラブル対策について書いていきます。
単純に、
「我が家では、◯時から◯時までしかスマホを使っちゃいけないことになってるんだ。」と友達に宣言すれば良さそうですが、
それがなかなかできないという子も
いるようなのです。
また、宣言をしても、
友達が覚えてくれているとは限りません。
そういうすれ違いによって、
トラブルになった件もいくつかありました。
今年も1回ありました。
「〇〇さんは、返事を返してくれない。」と
怒るのです。
反対に、
そういう共有がきちんとできていればれ、
大きなトラブルは回避することができます。
トラブルを防ぐ方法の提案!
家族間でルールが違うのは当たり前です。
その違うルールを共有するために、
子どもたちでルールを伝え合うのはもちろん、
SNSの
ステータスメッセージに
家族のルールを書いておくことが良いのではないかと考えています。
スマホを持ち始めたころは特に。
我が家では、それをさせています。
無用なトラブルを防ぐことができます。
特にラインを好感した瞬間は、
その画面を見てくれる場合が多いので、
交換した瞬間に
家族のルールを理解してもらえますね。
私の年齢では、頻繁に見る事はありませんが、
クラスの子によると
子どもたちはよく見ているようです。
そこに、
21時以降は返事ができません。など等示しておくことで、
周りにも家族のルールを共有することができます。
少し話はズレますが、ステータスメッセージに人の悪口を
書く人がいるようです。
読む人が読めば分かるような言葉で。
それにより、人間関係が崩れることもあります。
親は、スマホをチェックするルールも必要だなと感じています。
最後に…。
スマホを持つ際には、
親子でルールを決めましょうとよく言われます。
そのルールは、家族間で
違うものだと言う前提に立ち、
それを周りに伝える(わかってもらう)工夫も必要だと思います。