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子どもたちはみんな試合に出たいのだ!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
指導者として。
私の娘達は、球技の習い事をしています。
私は、その末端コーチとして指導に関わっています。
日頃から、
練習のあり方や
指導のあり方についていろいろと勉強しています。
末端コーチとして、できることは少ないですが、
最近では、
少しずつ練習メニューにも、口出しすることができるようになってきました。
試合に出ることが面白い!みんな試合に出たいのだ。
下の書籍を読みました。
題名に惹かれたからです。
試合に出たほうが楽しい。
出られない補欠は、楽しさを十分に味わっていないはず。
それなのに、どうして、
サッカーに関わることを続けられたのだろう。
それほど、サッカーが好きだったのかな。
など、興味がわいて読みました。
冒頭、下のような文章がありました。
高校生のころ、僕はホケツで、試合に出たくてしかたなかった。
一方で、当たり前のように、こうも思っていた。
「サッカーがうまくないから、試合に出られなくてもしかたない。」
(中略)
うまくなるための努力が必要ない、と言っているんじゃない。もちろん努力は大切なことだ。でも、競争に負けてしまったら、それっきり、好きなことをあきらめないといけない状況は、まちがっている。今はそう、はっきりと言える。
今、何かがうまくなかったり、ホケツだったりするからといって、プレーする権利がないなんてことはない。それですべての道が閉ざされるなんてこともない。
あきらめなきゃいけないなんて、おかしいんだ。
本当に納得です。
筆者は、補欠のときに気付いた思いを実現するために、
どんな選手でも、いつでも、どこでもサッカーを楽しめる環境を
作ろうと指導者になったようでした。
さらに、本の中には、
大学生でレギュラーになって初めて試合に出た時の話が書いてありました。
この4年間、僕は人生で初めてレギュラーとして、サッカーの試合に出続けることができた。
「試合にちゃんと関われば、サッカーってこんなに楽しいんだ!」
こんな当たり前のことにも、高校時代は気がつけていなかったのだ。
補欠して、試合を見続けた筆者が
試合に出る楽しさを再確認した文章です。
私も末端コーチとして、
どんな学年の子にも
試合に出させてあげたいと強く思いました。
最後に…。
私の娘が所属するチームでは、
保護者が運営を協力しています。
それにも関わらず、自分の子どもが試合に出ず、
ベンチにずっといるって、
やっぱり寂しいものです。
試合の中で活躍する姿を見たいはずです。
チームの監督に相談したところ…。
今度の練習試合では、
2チームに分けて
2チームそれぞれ、試合に参加させ
多くの子が試合に出場できるようになりました。
こういうことを少しずつ増やして、
子どもたちが試合(スポーツ)の楽しさを味わえるようにしたいと思っています。