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わずか51秒の偉業(『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』感想)
本記事では、祐天寺にゃむさんを考察する一環として、「にゃむさんと宇田川あこちゃんの共演シーン」の重要性を考えていきます。
上の動画では29秒、本編での「にゃむ感激〜!」の部分まで含めて51秒のシーンが、にゃむさんにどう影響していたか、その「偉業」を述べていきます。
確認、そして展開
はじめに、このシーンそのものの重要性についてです。
第11話までのにゃむさんの登場は2回のみで、いずれも10秒前後。かなり短いです。
アニメのメインであるMyGO!!!!!メンバーのドラマが終盤にさしかかる中、このシーンは、度々姿を見せてきた「にゃむち」というキャラを改めて視聴者に印象づける効果を持っていました。
また、このシーンのタイミングも注目すべき点です。
このシーンの直後にあったのは、祥子ちゃんとの対面です。互いに口調は冷静なようで、腹の探り合いや駆け引きなど、緊迫したやり取りが繰り広げられていました。
そんな場面の直前にこのシーンが入ったことで何が起きたか。
それは「ギャップ」です。
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![](https://assets.st-note.com/img/1712272593126-84qALUd2Af.jpg?width=1200)
話し方だけでなく醸し出す雰囲気までガラリと変化したことでギャップが生まれ、「祐天寺にゃむ」という人物の底知れなさ、ミステリアスな魅力が際立っていました。
2人の演者
Roseliaメンバー、特に同じドラム担当の宇田川あこちゃんとの共演シーンは、「本来の自分とは違うキャラを演じている人気者」という共通点がある2人を並べることで、その差異を浮き彫りにしています。
あこちゃんの場合、
オン(大魔姫あこ)とオフ(素のあこちゃん)が動画内でどちらも映されている。
仲間(燐子ちゃん)のサポートで「大魔姫あこ」が成立している。
この2点が動画に出ていて、おそらくRoseliaの事務所からも許可が出ているであろうことから、「かっこよく決めている途中で素に戻っちゃうところも含めて『大魔姫あこ』がバンドリ世界のファンに受け入れられていること」「作ったキャラも、素の自分も、多くの人から『宇田川あこ』という人間が愛されていること」がわかります。
一方にゃむさんはというと、
動画内では常にオンモード(動画投稿者にゃむち)のキャラをキープしている。
「にゃむち」のキャラを一人で成立させている。
上の2点を踏まえると、にゃむさんが「表情や話し方、仕草までこだわって、一切ボロを出さずに、『にゃむち』を完璧に演じることで人気を獲得してきた」ことが予想できます。
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つまり、バンドリ世界の「にゃむち」のファンを含め誰も「祐天寺にゃむ」という人間を知らない、言い換えるとにゃむさん自身が頑ななまでに見せてこなかったと考えられます。
この点があこちゃんの愛され方と大きく異なり、にゃむさんのとらえどころのなさをより一層強めています。
おわりに
今回は『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第12話「It’s my go!!!!!」より、「にゃむさんと宇田川あこちゃんの共演シーン」の重要性について述べました。
特に何かの伏線ではなくとも、「祐天寺にゃむ」という人物を考察する上で、今回取り上げたシーンは非常に重要な「偉業」を成し遂げていました。
2025年1月に放送される『BanG Dream! Ave Mujica』でのにゃむさんの活躍が楽しみです!
拙い文をここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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