欠けたドーナツの輪を見てみれば(『BanG Dream! Ave Mujica』第2話考察?)
今回は、『BanG Dream! Ave Mujica』第2話より、純田まなちゃんに関する考察(?)を述べていきます。
1.ドーナツの分かち合い
第2話でまなちゃんが登場したのは、事務所の一室。
初華ちゃんとの会話シーンです。Ave Mujicaの解散疑惑が、Sumimiにまで影響してしまっていることを初華ちゃんが謝罪していました。
このシーンで注目したいのは、2人が食べていたドーナツです。
前作『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』でも、第4話ED後のシーンで、ドーナツに関するやり取りがありました。
これらのことから、「まなちゃんが初華ちゃんにドーナツをあげる」やり取りは日常的にあることが予想できます。
また、ドーナツの食べ方についても気になる点があります。
2人はドーナツを「1人1個×3」ではなく「1人0.5個×3」、つまり3つのドーナツをそれぞれ2つに分けて食べています。
なぜ分けて食べていたのか。
考えられる理由として、「口周りがなるべく汚れないようにするため」がまず思い浮かびます。
大きさや形状的にそのまま食べようとすると、食べカスなどで汚れやすいドーナツ。
これを細い形に分けて食べやすくすることで、口周りを拭く・メイク直しをする等の手間をなるべく抑える、という配慮です。
しかし「食べやすさを意識するなら、もっと小さく分ければよいのではないか?」という別の疑問が浮かびます。
そこで、「まなちゃんが自分の好物をシェアしている」点に目を向けてみました。
自分の好物。特に収録やライブの終わりなど、一生懸命がんばった後のご褒美として食べるものの美味しさ、その時に感じる幸せは格別なはずです。
「そんな幸せを大切な人と2人だけで分かち合いたい。」とまなちゃんは考えたのではないでしょうか。
つまり、あの半分に分けられたドーナツは配慮だけではなく、「幸せを2人で分かち合いたい」という思いが込められていて、
まなちゃんは日常的に、そうした強い想いを初華ちゃんへ向けている、ということです。
では、何故まなちゃんは初華ちゃんにそこまで強い想いを向けるのでしょうか。
2.戦友
まなちゃんが強い想いを向ける理由、それはオーディションで選ばれた仲間だからだと思われます。
Sumimiの事務所は、結成されたばかりのバンド(Ave Mujica)を武道館ライブまでサポートできる程の大手ですから、Sumimi程のアイドルユニットを作るために、大規模なオーディションを行っていても不思議ではありません。
相当な数の参加者と、課せられる過酷なレッスンや厳しい審査。その中から選ばれた2人ならば、同じ苦難を乗り越えた者として、お互いに強い仲間意識を抱くはずです(少なくともまなちゃんは)。
また、Sumimiにおける2人の役割も、まなちゃんの強い想いに拍車をかけていると思われます。
3.負担と支えと大切な居場所
初華ちゃんは、作詞作曲やギターの演奏を担当していて、楽曲・パフォーマンスの面からSumimiを支えています。
一方、まなちゃんが担当するのはダンスと積極的なファンサービスで、どちらかといえば初華ちゃんの方が負担が大きいと言えます。
まなちゃんはその現状に負い目を感じるとともに、 「初華ちゃんの心の支えになりたい」と考えたのではないでしょうか。
自分が明るい雰囲気を作って盛り上げて、初華ちゃんは作詞作曲をする、そうして出来上がったSumimiは、少なくともまなちゃんにとっては「2人で作った大切な居場所」なのだと思います。
まなちゃんのこの言葉は、私たちが想像する以上にシリアスなものなのかもしれません。
おわりに
今回はアニメ『BanG_Dream! Ave Mujica』第2話より、純田まなちゃんに関する考察(?)を述べていきました。
読んでくださった方、本当にありがとうございます。
「考察」と題していますが、今回もほとんど憶測で述べてしまいました。
まなちゃんについては、まだわからないことが多いのですが、今わかる範囲で考えを述べていきたいと思い、この記事を書きました。
初華ちゃんを語る上でも欠かせない人物になるはずなので、引き続き追っていきたいと思います!
改めて、拙い文章をここまで読んでくださり、ありがとうございました!