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テンパリング(温度調整)②


おはようございます☺️Bonjour(ボンジュール)

こんにちは☺️Bonjour(ボンジュール)

こんばんは☺️Bonsoir(ボンソワール)

パティシエのねねとです😊

前回の続き!
今回は、チョコレートのテンパリングの方法についてです(o^^o)

テンパリングの方法

 正しいテンパリングは、安定結晶の元になるβ結晶の核を析出(溶液を冷却したとき、溶質が結晶となってあらわれること。)させることである。

 まず、チョコレートを削って、60℃くらいの湯煎で溶解する。
 チョコレートの温度は40〜45℃くらいにし、中の油脂を溶かすだけにして、砂糖、粉乳や他のカカオ成分には熱の影響を与えないようにする。

 チョコレートの溶解温度は、高いよりも低い方が、成分の変質を抑えることができるので、時間をかけても低温で溶かすわけである。
 溶融したチョコレートをテンパリングする方法としては、次の4通りがある。

⭐︎方法1

 溶融したチョコレートを30℃くらいまで冷却し、この温度でゆっくり長時間かけて撹拌する。
 30℃はβ結晶の核が析出する温度で、3〜4%の結晶核を析出するのが適当である。
 5%にすると、オーバーテンパリングで粘度が高くなって、コーチングしにくい。

 この方法は、長時間かかるので手作業の場合は好ましくない。

⭐︎方法2

 溶融したチョコレートを26〜27℃まで冷却してから、再び30℃ぐらいまで温度を上げる方法である。

 26℃くらいになったとき撹拌していれば、チョコレートの温度は平均して下がり、β'、β結晶核ができる。
 25℃に下がると粘度が高くなりすぎて、固まってしまう。
 微妙な温度差であるから、26〜27度の粘度状態をよく知っておくことが大切である。

 その後、湯煎温度を30〜31℃に保って、チョコレートを撹拌しながら、チョコレートの温度を30℃にする。
 30℃に昇温すると、β’結晶核は溶け、β結晶核だけが残るわけで、テンパリング完了といえる。
 チョコレートの量、室温、湯煎の量、温度に注意して、チョコレートが30℃以上にならないように注意する。

 湯煎に二重に鍋か、鍋を2つ使うかすればよい。

チョコレートのテンパリング

⭐︎方法3

 一般に「核つけ」とか「種つけ」とか言われる方法である。

 チョコレートをよく溶融してから、そこに、安定した結晶を持っているチョコレートの粉末を加えて撹拌する。
 すると、加えたチョコレートの安定結晶が結晶核となり、チョコレートの中に安定結晶が多数できる。

⭐︎方法4

 溶融したチョコレートの1/2〜2/3を大理石の上に流し、パレットナイフで薄く広げて練る。
 これによってチョコレートの温度を下げ、安定結晶を作るわけである。
 粘度が少し出てきたら、もとの鍋にもどして鍋のチョコレートに混合し、撹拌する。

 この方法の場合、大理石に移すときのチョコレートの温度とその量、室温、冷却状態などが大切である。
 大理石上のチョコレートと鍋のものとを混合するとき、温度が高すぎたり低すぎたりした場合、やり直す必要がある。

 以上のような4つの方法のうち、方法2は少量作りたい場合に便利で2本の温度計を使えば、簡単に正確にできるので、家庭で行う方法としてはよいであろう。
 方法3と方法4は、大量に作るのに適した方法で、専門家向きであろう。


 次の記事で、ホワイトチョコレートのテンパリングと、
テンパリング中の撹拌について、投稿します😊

フランス

「塩辛い」をフランス語でsalé(サレ)でしたね😊
では、「酸っぱい」をフランス語に翻訳すると…

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acide(アシッド)です😊

さようなら( ^ω^ )Au revoir(オ るヴォワーる)

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