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マンション管理士・管理業務主任者2-7(義務違反者に対する措置⑤)

問 管理費等の滞納による義務違反者に対しては、区分所有法第57条の差止請求及び第58条の専有部分の使用禁止の請求を行った上で、それでも功を奏さない場合でなければ、同法第59条による区分所有権及び敷地利用権の競売請求は認められない。
答 ×
(平成27年)

【解説】
区分所有法第59条の規定により区分所有権及び敷地利用権の競売を請求する場合に、これに先立って、差し止め請求・使用禁止請求が必要である旨の要件はありません。
つまり、区分所有者の共同生活上の障害が著しく、他の方法によってはその障害を除去して、共用部分の利用の確保や区分所有者の共同生活の維持を図ることが困難であると言えれば、差し止め請求・使用禁止請求をしていなくても、競売を請求できるということです。

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