見出し画像

“働きやすさ“について自ら動き、自ら変える。LIFULL seniorコンテンツグループで実施した『メンバー1on1』の効果とは

こんにちは。LIFULL seniorで記事などのコンテンツ編集をしている大田です。

突然ですが、LIFULLグループには「日々の業務の中で守っていくべき行動規範」として10のガイドラインがあります。

10のガイドライン

私はLIFULL seniorで3社目で、こうした行動規範は形ばかりのものになってしまうことも体験してきましたが、LIFULLグループでは本当にガイドラインが浸透しているなと感じることがあります。

今回は、ガイドラインの一つ「自ら動く、自ら変える」を体現しているなと感じた取り組みとして、私が所属するコンテンツグループで実施した「メンバー1on1」について紹介します。

▼こんな方にお勧めです

  • LIFULLグループで定められた「ガイドライン」がどこまで浸透しているか知りたい

  • LIFULL seniorが「組織」についてどう考えて行動しているか知りたい


LIFULL seniorが定期的に見直している”組織としての健全性”

LIFULLグループでは毎年独自で作成した「LIFULL組織サーベイ」という大規模なアンケート調査を実施しています。
「LIFULL組織サーベイ」は理想のチーム(組織)を作るために、定期的にチーム(組織)の現状を診断するツールとして活用されています。


LIFULL seniorでも年に2回実施しており、この調査で浮き彫りになった課題について、改善策を部署ごとに話し合っています。


なぜメンバー1on1を実施することになったのか

コンテンツグループでも「LIFULL組織サーベイ」の実施結果を元に話し合ったところ、以下の課題が見えてきました。

  • 同じ部署内でも担当業務がメンバーによって異なるので、定例ミーティングの中だけでそれぞれの状況を把握することが難しい

  • 進捗はわかっても「この仕事、進めづらい」「なんとなくモヤモヤして進めている」などといった悩みがわかりづらい

  • そもそも同じ部署なのに役割が分かれていることで一緒に仕事をする機会が少ないので、メンバーの人となりを知る機会が少ない

  • リモートワークで、インフォーマルコミュニケーション(いわゆる雑談!)が減っているため、孤立を感じやすい

上記の課題を解決するために、グループ内で実施することにしたのが「メンバー1on1」でした。


「メンバー1on1」とは

通常の1on1はマネージャーとメンバーが1対1で面談し、業務の中で感じたことや困っていることをざっくばらんに話すものです。対話の中で、メンバーの状態を把握し、働きやすい環境を整える目的で実施されています。

この1on1を、コンテンツグループではマネージャーとメンバー間だけでなくメンバー同士でも実施することにしました。これを「メンバー1on1」と呼んでいます。

週に1度、決められたメンバー同士で30分のMTGを設定し、日頃気になっていること、業務の悩みや、プライベートの話題など、様々なテーマで話しています。


「メンバー1on1」で話したこと

実際にメンバー1on1で話されていたテーマを、コンテンツグループのメンバーにも聞いてみました。業務に関わる相談からプライベートのことまで、メンバーごとに本当にさまざまでした。

▼仕事に関すること

  • 業務で気になっていることの相談

  • これから仕事でやってみたいこと

  • さっきのMTGだけど、どう思った?

▼プライベートに関すること

  • おすすめの旅行先

  • やりたいことの見つけ方

  • 結婚式の顔合わせってどうやった?

実施してみた感想

「メンバー1on1」を実施してみた感想をコンテンツグループのみんなに聞いてみました。

  • 気軽に話せる場所ができ、仕事だけではわからないパーソナルな部分を知ることができた

  • 人柄やプライベートを知ることで業務上の相談などがしやすくなった

  • 定例ミーティングだけでは知り得ない細かい業務状況も把握でき、それぞれの状況を汲んだ上でコミュニケーションが取れるようになった

そのほか「部署を異動してもやりたい」「他部署ともやってみたい」など好意的な意見が出てきました。


メンバー1on1の効果

私の実感としても、Slack上で仕事の依頼をするにも、相手のパーソナルな情報を知っていることで心理的な壁が一つなくなると感じました。

また、課題を感じているけれどどうやって解決したらいいのかわからないことや、誰が情報を持っているかわからないことも、メンバー1on1で相談することで解決や実行の糸口が見えることがありました。

例:法律の改正により、過去の記事で更新しなければいけない数値が大量にあるけど、どうやって進めようか…
→「●●さんが以前やっていたので、知見を共有してもらうと良さそう」と他のメンバーから助言をもらえる

また、メンバー間で「このような仕事がしたい」を発信して共感しあうことが、その仕事を推進するモチベーションにもなりうると思いました。


まとめ:働きやすさを自ら考えて作る

以上のように、LIFULL seniorでは「自ら動き、自ら変える」というガイドラインに則って、自分たちで課題を発見して改善していきます。

メンバー間のコミュニケーションについて自分たちで試行錯誤できるのは、「オープンなコミュニケーションを大事にしよう」という考えがメンバーの共通認識としてあることの現れだなと私は感じています。

今後は、メンバー1on1の施策を他の部署にも広めていけたらいいなと思っています。