【LIFULL×秋田県藤里町】LOCAL MATCHを通して、志を共にできる人材とにぎわい創出を目指す
秋田県北部にあり、北西部には世界遺産・白神山地が位置する秋田県藤里町。人口およそ2,800人という小さな町ですが、その分地域との距離が近く、人の温かさを感じやすいまちです。
現在、秋田県藤里町は「食を通した町おこし」としてフードカー事業・コミュニティスペース管理運営を行う地域おこし協力隊の採用活動を終えたところです。
今回、LOCAL MATCHを活用した採用活動について、秋田県藤里町 総務課 企画財政係の佐藤さんにお話を伺いました。
「今までの課題を解決したい」期待を込めて、LOCAL MATCHを活用
ーこれまでも地域おこし協力隊の採用を行っていたとのことですが、今まではどのように採用活動を行っていましたか?
佐藤さん(以下、佐藤):今までは自治体のホームページと他の媒体を使用していました。しかし、なかなか応募者が集まらず、また、せっかく来ていただいてもおよそ半数の方が途中退任となっていました。ご結婚や一般企業への就職という理由もあったのですが、仕事内容や地域とのミスマッチで退任される方もいて、課題は多かったです。
ー実際に移住して活動するとなると、ミスマッチは大きな課題ですよね。以前はホームページのみとおっしゃっていましたが、今回LOCAL MATCHを使おうと決めたきっかけを教えていただけますか?
佐藤:私は今年から地域おこし協力隊の採用担当になりましたが、募集・採用の経験がなくわからないことだらけでした。また、フードカー事業は「卒業後のキャリアに繋がりにくく、応募は厳しいかも」と言われていたこともあり、不安も大きかったです。その中で、前任の担当者が「LOCAL MATCHを使ってはどうか?」と予算を組んでおり、「そこまで良いと言うなら使ってみよう」とお話を聞いてみました。実際に話を聞く中で「ミスマッチを防ぐためにどうすれば良いか」という説明もあり、課題となっていた「移住者と自治体のミスマッチ」を防ぐことができるのではないかと期待感も持てました。
ーLOCAL MATCHの活用を前向きに考えてくださったことがとても嬉しいです! ちなみに、LOCAL MATCHにはどんな印象をお持ちでしたか?
佐藤:実は、最初は「LOCAL MATCH」と聞いたときにピンと来なかったんです。不動産紹介(LIFULL HOME'S)のイメージが強くて。地方創生もやっているなんて、幅広いんだなと感じました。
スカウト代行機能とカジュアル面談を活用した採用活動。応募者の人となりを見ることができました
ー実際にLOCAL MATCHを使用してみてどうでしたか?
佐藤:最初にイメージしていたものだと、元々枠が決まっていて、そこに内容を埋めていくものなのかな? と思っていました。しかし、LOCAL MATCHさんから内容・画像の提案やブラッシュアップを行っていただき、かなり掘り下げた内容にできたと思います。地域おこし協力隊の記事ではありますが、地域のこともよく知ることができる記事になり、そこは我々の力だけでは成し遂げられなかったことです。今回はお願いしなかったのですが、採用支援も行ってくれるので「掲載して終わり」ではなく、初期段階からのサポートの手厚さに「ここまで支援してくれるんだ!」と驚きました。募集ページを見て地域のことを知れるので、応募する人も興味を持ってくれて、応募しやすくなったのではないかと思います。
ー満足していただけたようで何よりです。機能面などの使い心地はいかがでしたか?
佐藤:チャット機能が便利でしたね。メールでやり取りするよりも楽でした。また、管理面ではメールでの通知が来るので、通知を見落とさずに済んだところも良かったです。
ー他に使用してみて良かった機能・サービスなどはありましたか?
佐藤:スカウト代行サービスが一番印象的でした!元々応募者が少ないことも大きな課題だったので、マッチしそうな人にアプローチできることは衝撃的でしたね。LOCAL MATCHさんの方で「この人は合いそうだ」と思う方に声をかけてもらっていたため、「なんとなく応募した」という方が少なく、やりたいことがはっきりしている方にたくさんご応募いただけました。今まで応募者がゼロだったのに、「やりたいことと求めていることがマッチする人がこんなに応募してくれるんだ」と、スカウト代行サービスの効果を実感しました。
ー自治体が求めることと、応募者がやりたいことが合致することは重要ですよね。
佐藤:その通りです。また、ミスマッチ防止のために、面接の前に事前面談を行う「カジュアル面談」も大きな効果がありました。実際にやってみる前は、事前面談を行う想定がなかったので「やったことはないけれど、恐る恐るやってみた」といった感じでした。しかし、1回目の面談で「これは絶対やった方がいいな」と思うくらい手ごたえがありました。それからは毎回、事前にカジュアル面談を提案しています。
ー具体的に、カジュアル面談をやってみて、どういった手ごたえがありましたか?
佐藤:普通の面談だと応募者も着飾ってしまって、どうしても固くなってしまうところがあったんです。また、応募者も遠方の方が多いため直接会えず、メールや電話だけだとその人のことをよく知ることができずにいました。しかし、カジュアル面談をすることで、普通にお話している感じで話せたことが良かったです。お互いに気になっていることを、柔らかい雰囲気で聞くこともできました。応募者の人となりを知ることができたことがとても良かったと思います。また、カジュアル面談の前に、地域のことを詳しく説明する機会も持てるようになりました。
ーちなみに、LOCAL MATCHと併用して他のサービスなどは使われましたか?
佐藤:当初は無料で他のサービスも使用してみることを検討していたのですが、思ったより早くLOCAL MATCHで反応があったため、他の媒体は使用していません。
ー現在はLOCAL MATCHのみを使用してくださっているんですね。お役に立てて嬉しいです。では、実際に採用に至った結果を教えていただけますか?
佐藤:今回、地域おこし協力隊として2名の採用が決まりました。当初は1名の予定だったのですが、面接を重ねる中で、良い人が2名いて。一緒に業務をスタートできる同期がいることは大きいですし、2名の採用にすることで新しいことができる幅が広がるのではないかと期待しています。
高齢化率50%の地域で、フードカーとコミュニティスペースの運営を通して、にぎわいと笑顔を創出したい!
ー内定者が決まって、いよいよ事業も進んでいきますね。今回採用活動を行った地域おこし協力隊の活動内容を詳しく教えていただけますか?
佐藤:フードカーの運行と、コミュニティスペース「かもや堂」の管理・運営です。フードカーで地域を回ることで、地域の方の会話やお出かけの機会づくりをしたいと考えています。また、人口減少によってお店をたたんでしまう飲食店もある中で、コミュニティスペース「かもや堂」を拠点に食事の提供を行っていくことも考えていますね。地域に根付いて、笑顔や元気を創出する活動ができたらいいなと思います。
ー素晴らしい活動ですね。地域の方にとっても期待値が高いのではないでしょうか。
佐藤:そうですね。特にフードカーは以前から期待値が高く、運行のない時期でも「フードカーはまだ来ないの?」「今度、イベントに出てよ」などお声がけいただくことが多々あります。求めてくれている人は少なからずいるので、期待に応え、まちに元気を与えていけたらいいですね。
ーありがとうございます。LOCAL MATCHを活用していただき、まちと人の相互理解を深めていくことで、地域おこし協力隊の採用につながり、まちに元気と笑顔を与えられる存在となっていくことが、こちらとしてもとても嬉しい限りです。これからも、まちのにぎわいを創るためにサポートさせていただきたいと思います。移住者向けのサービスや生活体験プランなど、別方向からのアプローチでもぜひご活用いただけたら幸いです。佐藤さん、本日はありがとうございました。
(終わり) インタビュー時期:2023年12月
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モチベーションやスキルを高め、満足度の高いマッチングを実現します。
現在、地域おこし協力隊の採用にも注力し、採用全般のサポートも行っております。
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