台湾隔離|9日目
今日は私の誕生日。
隔離されながら過ごす誕生日なんて、もう一生こんな経験をすることはない気がする。いや、ないといいな。
せめて少しでも誕生日の雰囲気をと、自分のためにケーキをデリバリーしようかとも考えたが、美味しそうではなかったのでやめた。隔離が終わったら美味しいケーキを探しに出かけよう。
夜10時ごろ、ベッドの上に座っていると、足元が少し揺れる感覚がした。脚が痺れたのか…?最初はそう思った。
しかし周りを見渡してみると、今朝干した洗濯物が揺れている。地震…!?
咄嗟に近くの机の下に隠れた。部屋全体が揺れており、窓もミシミシと音を立てている。揺れが収まるとすぐに靴に履き替え、大事な荷物が入ったカバンを身に付けた。
今思えば、地震が来てこんなに模範的な行動ができたのは初めてだ。幸い、その後さらに揺れが襲ってくることはなかった。
すぐに地震速報を調べると、震源は台湾東部にある花蓮で、結構大きな地震であったようだ。台湾へ来てすぐ、部屋探しをしている時にきたこの地震。台湾でも地震対策は怠るなよと警告されているようだった。
先週の警報器の誤作動に続く今回の地震。隔離中にハラハラさせられることが多く心臓が持たない。緊急事態にも冷静に対応できるよう、あと数日も気を抜かずに過ごそうと誓った。
隔離されながら最後は地震で締めくくられた、私の誕生日。
食事
心なしかいつもより少し豪華な気がした本日の食事。
台湾へ来て初めて牛肉をいただいた。
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